イスラエル、ハマス軍事部門トップを殺害、ガザ空爆
イスラエル側はアル・ハダド氏がガザ地区における戦闘や組織再建の中心人物であり、ハマスの軍事能力維持に重要な役割を果たしていたと説明している。
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イスラエル軍は16日、パレスチナ・ガザ地区に対する空爆により、イスラム組織ハマスの軍事部門「カッサム旅団」を率いるアル・ハダド(Izz al-Din al-Haddad)司令官を殺害したと発表した。攻撃は15日にガザ市で実施され、イスラエル側はアル・ハダド氏を「2023年10月7日に発生した対イスラエル攻撃の主要な計画者の一人」と位置付けていた。
複数の報道によると、アル・ハダド氏はハマス軍事部門のトップとして組織の軍事作戦を統括し、2025年にイスラエル軍が殺害したシンワル(Yahya Sinwar)氏の後任として指導的地位に就いた人物である。イスラエル側はアル・ハダド氏がガザ地区における戦闘や組織再建の中心人物であり、ハマスの軍事能力維持に重要な役割を果たしていたと説明している。
攻撃は住宅地を含むガザ市内の複数地点を標的に行われ、激しい爆発と建物の損壊が確認された。保健当局によると、この空爆により50人以上が死傷したとされるが、詳細な人数や民間人被害については情報が錯綜している。イスラエル軍は「精密攻撃」であったと説明し、民間人被害の最小化を図ったとしている。
一方、ハマスは公式声明を出していない。アル・ハダド氏の死亡については、地元モスクの発表や関係者の証言などを通じて広まったとされる。ハマス関係者が死亡を認めたとする報道も出ており、事実関係の確認が進められている。
アル・ハダド氏はハマスの軍事部門において長年にわたり活動してきた人物とされ、イスラエルに対する複数の攻撃計画に関与したという。イスラエル政府および軍高官は今回の殺害を「重要な軍事的成果」と評価し、引き続きハマス幹部への攻撃を継続する姿勢を示している。
今回の事案は2023年10月以降続くイスラエル・ハマス間の戦闘が長期化する中で発生したものであり、ガザ地区の軍事・人道状況にさらなる影響を与える可能性がある。和平交渉が停滞する中、主要指導者の殺害は今後の戦闘の激化や報復の可能性を高める要因となっている。
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