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アイルランド、UEFAネーションズリーグでイスラエル戦実施へ、選手投票で「大多数」が開催支持

試合をめぐっては、イスラエルによるパレスチナ・ガザでの戦闘を背景に、アイルランド国内で開催中止を求める抗議デモが続いていた。
2025年11月2日/パレスチナ自治区、ガザ地区南部ハンユニス(AP通信)

アイルランド代表は9月27日、ハンガリーのデブレツェンでイスラエルとのUEFAネーションズリーグの試合を予定通り行う。アイルランド・サッカー協会(FAI)は26日、代表選手による投票を実施し、試合開催を支持する票が「大多数」を占めたと明らかにした。

試合をめぐっては、イスラエルによるパレスチナ・ガザでの戦闘を背景に、アイルランド国内で開催中止を求める抗議デモが続いていた。アイルランドは欧州の中でもイスラエルの軍事行動を強く批判してきた国の一つで、FAIも2025年11月、イスラエルを欧州大会から除外するようUEFAに要請していた。

一方、FAIは今年7月の臨時総会で、イスラエルとのネーションズリーグの試合を実施する方針を支持する動議を可決していた。UEFAの規定上、試合を拒否すれば不戦敗だけでなく、大会からの除外などの処分につながる可能性もあり、FAIは試合を実施する判断を維持していた。

しかし26日、代表チーム内で一人の選手がイスラエル戦への出場に不快感を示し、代表から離脱する意向を監督に伝えた。このため選手、監督、FAI幹部らによる協議が続き、予定されていた記者会見と練習も延期された。FAIによると、選手間で数時間にわたって協議が行われ、その後、投票が実施された。

試合開催が決まった一方、アイルランド側は通常とは異なる対応を取る。選手は今回の代表活動期間中、記者会見などのメディア対応に参加せず、イスラエル代表との試合前の握手やペナント交換も行わない予定だ。また、紛争で失われた命を悼むため、黒い腕章を着用する方針も示されている。

イスラエル・サッカー協会はアイルランドが試合を実施する決定を歓迎し、「サッカーと政治は分離されなければならない」と表明した。イスラエル側は今回の決定をスポーツと政治を切り離す判断として評価している。

両国の対戦は10月4日にも予定されている。アイルランドのホームゲームは安全上の理由などからセルビアに変更され、無観客で開催される予定である。

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