ベネズエラ暫定政権、政治犯ら数十人を釈放、トランプ氏との首脳会談後
人権団体によると、首都カラカス近郊の刑務所から政治犯7人が釈放されたほか、別の人権団体は全国の刑務所から計29人が釈放されたと発表した。
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ベネズエラで26日、政治犯を含む収監者の釈放が相次いだ。人権団体によると、首都カラカス近郊の刑務所から政治犯7人が釈放されたほか、別の人権団体は全国の刑務所から計29人が釈放されたと発表した。
釈放は、22日にニューヨークで開かれた国連総会に合わせ、ベネズエラのロドリゲス(Delcy Eloína Rodríguez Gómez)暫定大統領とトランプ(Donald Trump)米大統領が会談した直後に行われた。ロドリゲス氏は国連総会の演説で、ベネズエラが「民主的変革」の過程を開始したと表明し、選挙を実施すると述べたが、具体的な日程は示していない。
カラカス郊外で釈放された7人の中には、大学生のワイルダー・バスケス(Wilder Vásquez)も含まれていた。バスケス氏は2018年、当時のマドゥロ(Nicolas Maduro)大統領の殺害計画に関与したとして禁錮5年の判決を受けていたが、本人は一貫して無罪を主張し、刑期は2023年に終了していた。
地元の人権団体「Justicia, Encuentro y Perdón(JEP、正義・出会い・許し)」は29人の釈放を確認し、そのうち12人が同団体の政治犯リストに登録されていたとした。一方、残る17人は同団体のリストにはなく、現在も情報を確認しているという。暫定政権は26日の釈放についてコメントしていない。
ロドリゲス政権は、反政府活動家を政治的理由で拘束しているとの指摘を否定している。政権側は国家機関への攻撃などの犯罪で捜査・有罪判決を受けた人々について、国民的和解を進めるため釈放に取り組んでいると説明していた。
一方、人権団体によると、政治犯の拘束は依然として続いている。JEPは9月25日時点で約450人の政治犯が収監され、そのうち20人が外国人だとしている。マドゥロ氏が1月に米軍によって排除されて以降、数百人が釈放されてきたが、今回の動きによって政治犯問題や今後の選挙実施をめぐる議論が改めて注目されている。
