◎イランは時折、新しい軍事品の試射、製造、試運転を公表する。
イラン国防省が公開した映像、新型ミサイル「ホッラムシャフル4」の発射実験(Getty Images)

イラン海軍に国産の高性能巡航ミサイルが納入されたようだ。国営イラン通信(IRNA)が24日に報じた。

それによると、この巡航ミサイルは首都テヘランの南東約1400キロに位置するインド洋近くの海軍基地に納入されたという。

海軍の報道官はこの巡行ミサイルを「完璧」と呼び、「射程は1000キロを超え、飛行中に目標を変更することもできる」と自慢した。

別の巡行ミサイルの射程は約100キロ。軍艦に搭載できるという。

イランはインド洋を航行するイスラエル関連の商船を自爆ドローンで執拗に攻撃している。

西側のオブザーバーはこの巡航ミサイルについて、「性能は不明だが、インド洋を航行する貨物船や米国を威嚇するツールのひとつになり得る」と指摘した。

イランは時折、新しい軍事品の試射、製造、試運転を公表する。米当局によると、イランは射程2000キロ前後の様々な種類のミサイルをストックしており、その大半が宿敵イスラエルやこの地域に展開する米軍基地に到達可能だという。

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