◎イスラエルの航空当局は13日の現地時間午前12時30分、同国の領空を閉鎖し、全ての航空各社にフライト禁止令を出した。
無人偵察機(Getty Images)

米政府高官がイラン、イラク、シリア、レバノン南部、イエメンからイスラエルに向けて、400~500発ものミサイルやドローンが発射されたとみられると明らかにした。現地メディアが13日に報じた。

それによると、その大半がイランから発射されたという。

ドローンはウクライナ侵攻でロシア軍が使用しているものと同じとみられる。

イスラエルの航空当局は13日の現地時間午前12時30分、同国の領空を閉鎖し、全ての航空各社にフライト禁止令を出した。

国営イラン通信(IRNA)は革命防衛隊(IRGC)がイスラエルへの報復攻撃を開始したと報じている。「これはイスラエルのミサイルが在シリア・イラン領事館に着弾し、IRGCの幹部らが殺害されたことへの報復である...」

イラクの国営通信は政府高官の話しとして、同国の領空が閉鎖されたと伝えている。

イランによる報復攻撃が発表される前、UAEドバイ発イスラエル・テルアビブ行きの便がサウジアラビア上空で目的地を変更した。

米ユナイテッド航空もニューヨーク発テルアビブ行きの便と復路便をキャンセルした。

IRGCは報復攻撃に関する声明を出していないが、イラン外相はX(旧ツイッター)への投稿で、「必要な警告は米国に伝えている」と書き込んだ。

バイデン(Joe Biden)米大統領は13日、訪問先の東部デラウェア州で予定を急遽変更。ホワイトハウスに戻り、安全保障顧問らと中東情勢について協議するとしている。

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