イラン大統領「米国に決して屈しない」、トランプ氏「殲滅」警告、外交協議は継続
戦争の長期化に加え、ホルムズ海峡をめぐる問題も絡み、米イラン間の対立は外交交渉と軍事的緊張が並行する状況となっている。
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イランのペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)大統領は23日、ニューヨークの国連総会で演説し、米国との戦争をめぐり「イランは決して降伏しない」と表明した。一方で、米国との緊張を終わらせるための外交や交渉には応じる姿勢も示し、武力による圧力を拒否しながら対話の可能性を残した。
ペゼシュキアン氏の演説は、トランプ(Donald Trump)米大統領が前日の演説で、合意に至らなければイランを「壊滅」させる可能性があると警告した直後に行われた。トランプ氏はイランが核兵器を保有することを認めないと強調し、戦争を終結させるための合意を求めている。
これに対してペゼシュキアン氏は、トランプ氏の発言を「いじめの精神」の表れだと批判し、圧力を強めればイラン国民の抵抗も強まると主張した。そのうえで、米国との対話や外交、交渉には準備があるものの、武力による圧力は受け入れないとの立場を明確にした。
核問題については、イランは核兵器を求めておらず、平和目的の核技術を利用する権利を放棄しないと強調した。さらに、米国とイスラエルによる攻撃で多数の民間人が死亡したと訴え、軍事行動は自国を守るためのものだと説明した。
一方、両国間では国連総会に合わせて協議も行われた。米国のィトコフ(Steve Witkoff)特使とイランのアラグチ(Abbas Araghchi)外相が会談し、さらに仲介者が両国の間を行き来する形で長時間の協議が実施された。数カ月ぶりとなる本格的な接触だったが、現時点で双方の主張に大きな変化はみられない。
さらにイランは、米国がイランの民間航空機を対象とする制裁を強化した場合、対抗措置を取る可能性も示している。戦争の長期化に加え、ホルムズ海峡をめぐる問題も絡み、米イラン間の対立は外交交渉と軍事的緊張が並行する状況となっている。
