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イラン、ホルムズ海峡再開に条件提示、米国に封鎖解除や凍結資産の解放要求

イラン側の提案は、国連総会が開かれているニューヨークで米国との外交協議を再開する動きと連動している。
2026年9月22日/米ニューヨーク市、国連本部に入るイランのアラグチ外相(ロイター通信)

イラン政府は22日、ホルムズ海峡の再開をめぐり、米国側に条件を提示した。国営イラン通信(IRNA)によると、アラグチ(Abbas Araghchi)外相がニューヨークで米国のウィトコフ(Steve Witkoff)特使と会談し、海峡再開に向けた要求を伝えた。条件には、米国による海上封鎖の即時解除、凍結されているイラン資産の即時解放、さらに抵抗の枢軸に対する全ての攻撃・戦争終結が含まれる。

ホルムズ海峡はペルシャ湾とオマーン湾を結ぶ要衝。イラン側は今回、米国が軍事的圧力を緩和し、イランの港湾封鎖を解除すれば、7日以内に海峡を再開できるとの考えも示している。

イラン側の提案は、国連総会が開かれているニューヨークで米国との外交協議を再開する動きと連動している。ロイター通信によると、イランは9月16日に仲介国を通じて米国へ戦闘終結に向けた提案を伝えており、今回の国連総会を外交交渉を再開する機会と位置付けている。イラン代表団には米国との協議を再開する権限が与えられているという。

一方、トランプ(Donald Trump)大統領は22日、米国とイランが合意に向けて進展しているとの認識を示した。ただ、トランプ氏は同日の国連総会演説でイランへの強硬姿勢も示しており、具体的な合意内容や交渉日程は明らかになっていない。

ホルムズ海峡をめぐる状況は原油市場にも影響している。イランによる再開提案を受けて原油先物が一時下落した一方、トランプ氏が合意時期について慎重な見通しを示すと上昇に転じるなど、市場は外交交渉の進展を注視している。

今回の条件提示によって、米国の軍事的圧力とイランによる海峡再開をめぐる交渉が表面化した。ただし、双方の要求には隔たりがあり、ホルムズ海峡の安定的な航行再開と戦闘終結に向けた協議がどこまで進むかはなお不透明である。

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