ホルムズ海峡でタンカー2隻が機雷に接触か、イラン革命防衛隊が発表、原油輸送への影響拡大
IRNAによると、2隻は位置情報やレーダーのシステムを停止し、イランが認めていない航路を利用して海峡を通過しようとしていた。
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イラン革命防衛隊(IRGC)は原油タンカー2隻がホルムズ海峡を航行中に機雷に接触して出火したと発表した。国営イラン通信(IRNA)が17日に報じた。2隻は合わせて約200万バレルの原油を積載していたとされる。
IRNAによると、2隻は位置情報やレーダーのシステムを停止し、イランが認めていない航路を利用して海峡を通過しようとしていた。2隻目のタンカーは機雷に接触した後、航行不能になったという。イラン側は、両船が定められた航路に従わず、許可されていないルートを通過しようとしたと説明している。タンカーの名称や国籍など、詳細は明らかになっていない。
ホルムズ海峡はペルシャ湾とオマーン湾を結ぶ海上交通の要衝で、世界の原油や液化天然ガス(LNG)の輸送において重要な役割を担う。海峡周辺の安全が損なわれれば、中東産エネルギーの供給が滞り、国際市場に大きな影響が及ぶ。
イラン戦争が始まって以降、海峡周辺では船舶への攻撃や航行の混乱が続いている。イランは海峡の通航を制限し、米国はイランの港湾を対象とする海上封鎖や制裁を通じて圧力を強めてきた。こうした対立を背景に、船舶の運航や保険費用が上昇し、世界的なエネルギー価格とインフレを押し上げる要因となっている。
海事当局によると、10月14日には海峡付近でコンテナ船とばら積み貨物船が、それぞれ飛翔体による攻撃を受けて沈没した。商船を取り巻く危険が高まる中、今回の機雷接触の発表は、ホルムズの航行リスクを改めて浮き彫りにした。
ただし、今回の事案については、イラン側の発表以外に裏付けとなる情報がなく、機雷への接触や航行経路に関する説明の真偽は確認されていない。海峡の安全確保が難しくなれば、原油輸送の遅延や供給不安が一段と強まり、エネルギー市場の不安定化につながる恐れがある。
