フーシ派、紅海でサウジアラビア船舶を攻撃、イエメン・モカ沖
モカは紅海とアデン湾を結ぶバブ・エル・マンデブ海峡の近くに位置する。
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イエメンの親イラン武装組織フーシ派は17日、紅海でサウジアラビアの軍艦と護衛船4隻をミサイルで攻撃したと発表した。フーシ派の報道官が通信アプリ「テレグラム」で明らかにした。攻撃地点はイエメン西部の港湾都市モカ沖とされる。サウジはコメントを出していない。
モカは紅海とアデン湾を結ぶバブ・エル・マンデブ海峡の近くに位置する。同海峡は欧州とアジアを結ぶ重要な海上交通路の一つで、世界的な物流やエネルギー輸送に欠かせない要衝である。フーシ派による船舶攻撃が相次げば、同海域を航行する商船の安全や国際的な海上輸送への影響が拡大する可能性がある。
フーシ派は7月、サウジがイエメンに「封鎖」を仕掛けているとして、紅海でサウジ関連船舶を対象とする海上封鎖を開始した。サウジ側はこの主張を否定している。今回の攻撃もフーシ派がサウジへの圧力を強める一環とみられる。
紅海周辺ではフーシ派による船舶への攻撃が再び激しくなっている。11日にはバブ・エル・マンデブ海峡で船舶が攻撃され、イエメン運輸省によると乗組員4人が死亡した。また、17日にも同海峡で船舶がミサイル攻撃を受けたとされる。
一連の攻撃は2022年の国連仲介による停戦で沈静化していたイエメン内戦が再び悪化する兆候ともなっている。フーシ派とサウジが支援するイエメン政府との対立が海上交通にも波及すれば、地域紛争の拡大だけでなく、紅海を通過する国際貿易にもさらなる緊張をもたらす可能性がある。
