◎フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾の船舶を攻撃し続けると表明している。
イエメン、首都サヌア、シーア派武装勢力フーシの戦闘員(Hani-Mohammed/AP通信)

イエメンシーア派武装勢力フーシがアデン湾をパトロール中の米軍艦に向けてミサイルを発射した。現地メディアが26日に報じた。

それによると、駆逐艦カーニーはこのミサイルを撃墜したという。被害は報告されていない。

フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾の船舶を攻撃し続けると表明している。

AP通信は米中央軍の関係者の話しとして、「フーシ派が米海軍に向けてミサイルを発射したのはイスラエル・ハマス紛争が勃発した昨年10月以来初めて」と伝えている。

一方、APは国防総省関係者の話しを引用し、「フーシ派が何を攻撃しようとしていたかはハッキリせず、カーニーが標的だったと決めつけることはできない」と報じた。

イスラエル・ハマス紛争が勃発して以来、米国は自国の基地や軍艦を標的にした攻撃について、この紛争が中東全域に広がることを防ぐために、その説明を控えてきた。

一部の専門家は米海軍の駆逐艦に向けてミサイルが発射されたことを「極めて重要なシグナル」と指摘している。「それは米国に対する先制攻撃と見なすことができる...」

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