◎フーシ派は地対空ミサイルでMQ9リーパーを撃墜したと述べている。
米軍のドローン「MQ9リーパー」(Getty Images)

イエメンの親イラン武装組織フーシ派が27日、米軍のドローン「MQ9リーパー」を撃墜したと主張し、その証拠として部品の一部を公開した。

フーシ派は地対空ミサイルでMQ9リーパーを撃墜したと述べている。

米国防総省の報道官は27日、AP通信の取材に対し、「空軍のMQ9リーパーがイエメン領内に墜落したことは事実である」と語った。

それによると、墜落の原因は明らかになっておらず、調査が進められているという。

フーシ派の報道官は25日に北部サーダ州の拠点上空に飛来したMQ9リーパーを撃墜したと主張している。

フーシ派が公開した映像にはMQ9リーパーに向けて発射されたとみられるミサイルと、その破片を持ち、「米国に死を」と唱和する男性が映っていた。

男性は「アラーアクバル(神は偉大なり)、米国に死を、イスラエルに死を、ユダヤ人に呪いを、イスラムに勝利を」と述べている。

映像にはMQ9リーパーを製造するゼネラルアトミックス社のロゴが描かれた破片なども映っている。

2014年にフーシ派が北部と首都サヌアを掌握して以来、米軍は2017年、19年、23年、そして今年、少なくとも5機のドローンを同国内で失っている。

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