◎イスラエル北部に向けて発射したロケット弾のうち48発は国境の南約10キロの地点にある軍事基地を狙ったものである。
2023年11月4日/イスラエルとレバノンの国境付近(AP通信)

レバノンイスラム教シーア派組織ヒズボラは23日、イスラエル北部の軍事拠点に向けてロケット弾を50発以上発射した。

イスラエル軍は前日、レバノン南部を空爆し、ヒズボラの幹部とされる戦闘員5人を殺害したと主張していた。

両国の国境付近ではパレスチナ・ガザ地区で戦闘が始まって以来、散発的な衝突が続いている。

ガザ地区の保健当局によると、イスラエル軍の空爆と地上侵攻による死者は1万3300人に達したという。イスラエル側では少なくとも1200人が死亡している。

ヒズボラはイスラエルに対し、ガザへの攻撃をやめるよう求め、応じなければ紛争に参戦する可能性があると警告している。

カタール政府が仲介したガザ地区における4日間の一時休戦とハマスの人質およびイスラエルに収監されているパレスチナ人を解放するという合意は24日朝に発効する予定だ。

ヒズボラは23日の声明で、「イスラエル北部に向けて発射したロケット弾のうち48発は国境の南約10キロの地点にある軍事基地を狙ったものである」と述べた。

イスラエル軍はこの攻撃に関する声明を出しておらず、死傷者が出たかどうかは不明。

地元テレビ局は政府筋の話しとして、「イスラエル北部に向けて発射されたロケット弾の大半が防空システム・アイアンドームで撃墜された」と伝えている。

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