◎イスラエルとパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスの休戦協定も1日に失効した。
2023年11月25日/レバノン、南部のイスラエル国境付近、国連レバノン暫定軍の車両(Hassan Ammar/AP通信)

イスラエル軍とレバノンイスラム教シーア派組織ヒズボラが1日、国境付近で戦闘を再開した。

ヒズボラは国境沿いのイスラエル軍拠点を攻撃。イスラエルはレバノン南部の集落を砲撃し、2人が死亡したとみられる。

イスラエルとパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスの休戦協定も1日に失効。ハマスはイスラエル領内に向けてロケット弾を発射、イスラエルはガザ北部への空爆を再開し、南部でも攻勢を強めている。

イスラエル軍の報道官は1日、レバノン領内への攻撃について、「ヒズボラの拠点を狙った」と述べた。

一方、レバノンの治安当局者はAP通信の取材に対し、「南部国境沿いの集落にイスラエル軍の砲弾が直撃し、民間人2人が死亡した」と語った。

国営テレビも関係者の話しとして、「イスラエル軍の砲撃で女性とその息子が死亡した」と伝えている。

ヒズボラの報道官はその後、女性の息子が同組織の戦闘員であると明らかにした。

また報道官は「イスラエルの国境警備隊拠点を4回攻撃した」と述べた。

一方、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、エジプトとカタール政府によるガザ紛争の休戦交渉は戦闘再開後も続いている模様。APは米国防当局者の話しを引用し、「再び休戦・人質解放が進むと期待している」と報じた。

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