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イエメンで子どもの栄養失調が増加、内戦激化で医療へのアクセス悪化=ユニセフ

ユニセフの栄養チームは最近、支援可能な地域で約2900人の子どもを調べたところ、4人に1人を超える割合が急性栄養不良と判定された。
2026年9月19日/イエメン、アデン近郊の国内避難民キャンプ(ロイター通信)

イエメンで戦闘が再び激化する中、子どもの栄養失調が増加している。国連児童基金(UNICEF)は25日、戦闘によって医療施設や子供向けの栄養センターへのアクセスが妨げられ、特に重症の栄養失調に陥る子どもが増えていると明らかにした。

ユニセフの栄養チームは最近、支援可能な地域で約2900人の子どもを調べたところ、4人に1人を超える割合が急性栄養不良と判定された。このうち約200人は最も深刻な「重度の栄養失調状態」に該当した。調査対象はアクセス可能な地域に限られており、国内全体の状況を反映したものではないが、内戦によって避難を余儀なくされた住民が集まる地域ほど、子どもの栄養状態が悪化しているという。

イエメンでは国際的に承認された政府と親イラン武装組織フーシ派の対立が続いている。2022年の停戦によって大規模な地上戦は収束したものの、2026年9月に入り各地で衝突が再び激しくなり、特に西部沿岸やタイズ周辺などで戦線が拡大している。直近3週間だけで約7万1000人の子どもが住居を追われたとユニセフは報告している。

長期化する内戦によって、医療や食料供給も大きな制約を受けている。ユニセフによると、2026年には5歳未満の子ども約220万人が栄養失調に陥ると見込まれ、そのうち50万人以上が重度の栄養失調状態となる可能性がある。さらに、9月の戦闘激化以前から、約1220万人の子どもが人道支援を必要としていた。

食料不足だけでなく、医療サービスそのものが戦闘の影響を受けている点も問題となっている。ユニセフは9月16日時点で、支援している26の医療施設でサービスが中断し、243校が閉鎖または授業を停止したと報告している。

さらに、イエメンは約90%の食料を輸入に依存しており、港湾や空港の機能が損なわれれば食料安全保障にも直接影響する。

戦闘の激化は住民の避難を拡大させ、医療、食料、水、衛生といった支援需要をさらに押し上げている。ユニセフは移動式の保健・栄養チームを避難民が集まる地域へ再配置するなど対応を強化しているが、戦闘が続けば支援が必要な子どもがさらに増える可能性がある。

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