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イラク南部でバスとトラックが衝突・炎上、21人死亡、19人負傷

事故は首都バグダッドの南方約300キロに位置する幹線道路で発生した。
2025年11月17日/サウジアラビア、西部メディナ、炎上するバス(ABCニュース)

イラク南部ジーカール州でバスとトラックが衝突・炎上し、少なくとも21人が死亡、19人が負傷した。地元当局が7日、明らかにした。多数の乗客が車内に閉じ込められたまま火災に巻き込まれ、犠牲者数はさらに増える可能性がある。

事故は首都バグダッドの南方約300キロに位置する幹線道路で発生した。目撃者によると、バスと対向車線を走行していたトラックが衝突し、双方から激しい炎が上がった。炎は短時間で車体全体に広がり、救助活動を困難にしたという。

目撃者の通報を受け消防が現場に急行、負傷者を周辺の病院へ搬送した。当局によると、犠牲者の多くは重度の火傷を負っていたという。複数人が意識不明の重体と伝えられている。

事故原因については調査が進められているが、現時点で詳しい経緯は明らかになっていない。当局は速度や整備状況、道路環境など複数の要因を視野に捜査を進めている。また、事故当時の交通状況や運転手の行動についても関係者から聞き取りを行っている。運転手の安否は明らかになっていない。

イラクでは交通事故による死傷者が後を絶たない。老朽化した道路網や安全基準を満たさない車両の運行、交通法規の無視などが慢性的な課題となっている。特に長距離バスや大型貨物車が行き交う幹線道路では重大事故が頻発しており、多数の死傷者を伴う事故も珍しくない。

政府は近年、道路整備や交通監視体制の強化を進めているものの、急増する車両数に対してインフラ整備が追いついていないとの指摘もある。専門家は車両点検の徹底や運転者教育の強化に加え、道路設備の近代化が不可欠だと訴えている。

今回の事故はイラクが抱える交通安全上の課題を改めて浮き彫りにした。当局は犠牲者の身元確認と事故原因の究明を急ぐとともに、再発防止策の検討を進める方針だ。

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