◎アフガンではイスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
2022年12月12日/アフガニスタン、首都カブール、攻撃を受けたホテル(AP通信)

アフガニスタンを統治するタリバンは12日、首都カブールにある外国人観光客向けのホテルが攻撃を受け、襲撃者3人が死亡したと発表した。

ムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官によると、ホテルを利用していた外国人2人が窓から飛び降りて負傷したという。ケガの程度は不明。

ソーシャルメディアで共有された動画にはホテルから黒煙が立ち上るところが映っていた。このホテルはカブール北西部の商業地帯にある。

カブールの医療機関は「約1km離れたホテル付近で爆発と銃声を確認した」とツイート。その後、別のツイートで「少なくとも21人が搬送され、3人の死亡を確認した」と述べた。

カブール警察の報道官は声明で「攻撃は数時間続いた」と説明したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

地元メディアによると、犯行声明は出ていないという。

アフガンではタリバンが政権を奪取した昨年8月以降、イスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。

ホテル近くの住民はAP通信の取材に対し、「爆発音と銃声を聞いた」と語った。

APによると、タリバンはホテルに通じる道路をすべて封鎖したという。

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