◎首都カブールのシーア派地区では10月26日にも爆弾テロが発生。ISISが犯行声明を出している。
2021年8月26日/アフガニスタン、首都カブールの国際空港近く、自爆テロに巻き込まれた人々(Storyful/AliHassani/ABCニュース)

イスラム国(ISIS)を支持するスンニ派のアマーク(Aamaq)通信は8日、アフガニスタン・カブールで7日深夜に発生したミニバスの爆発に関与したと主張した。

カブール警察によると、ミニバスはカブール西部のイスラム教シーア派の住民が暮らす地区で爆発。少なくとも7人が死亡、20人が重軽傷を負った。

アマーク通信はISISの犯行声明を引用し、「聖戦士がシーア派教徒を乗せたバスに爆発物を仕掛けた」と伝えている。

カブールのシーア派地区では10月26日にも爆弾テロが発生。ISISが犯行声明を出している。このテロでは少なくとも4人が死亡、7人が重傷を負った。

シーア派の住民が多く暮らす地区はISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)のテロ攻撃を何度も受けている。

IS-Kシーア派の少数民族だけでなくタリバン暫定政権にも攻撃を仕掛けており、多くの市民が自爆テロや襲撃に巻き込まれて死亡した。

タリバンは複数の地域でISIS掃討作戦を継続しているものとみられるが、暴力を抑えることに苦労している。

パキスタン国境付近にはIS-Kを含む多くの過激派が拠点を置いているとされる。

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