◎ルーカスフィルムのスポークスマンは2月10日の声明で、「カラーノ氏は現在ルーカスフィルムに雇用されておらず、将来同氏を雇用する予定もない」と述べた。
2020年 Getty Images/ルーカスフィルムの「マンダロリアン」に出演したジーナ・カラーノ氏(左)とペドロ・パスカル氏

ルーカスフィルムによると、ディズニープラスの「マンダロリアン(シーズン2)」でカーラ・デューンを演じたジーナ・カラーノ氏はソーシャルメディアの投稿で物議を醸したため、同作から離脱したという。

同社のスポークスマンは2月10日の声明で、「カラーノ氏は現在ルーカスフィルムに雇用されておらず、将来同氏を雇用する予定もない」と述べた。

ルーカスフィルムの声明:
「カラーノ氏のソーシャルメディアの投稿は、文化的および宗教的アイデンティティに基づいて人々を中傷するものであり、忌まわしく、受け入れられません」

カラーノ氏はツイッターに「ユダヤ人はナチスの兵士ではなく、隣人に、子供たちに路上で殴打されました」と投稿した。

さらに、「政府は自分たちの隣人を単にユダヤ人という理由だけで憎ませたことを理解していません。れは、政治的見解で誰かを憎むこととどう違うのですか?歴史は編集されています」と続けた。

何百万ものユダヤ人が少数派のナチスに殺害された。

保守的なカラーノ氏はツイートをすぐに削除したが、共和党とユダヤ人の比較案件はソーシャルメディアで広く共有され、#FireGinaCarano(ジーナ・カラーノをクビにしろ)は大いにツイッターを盛り上げた。

とても保守的な共和党員のカラーノ氏が演じたカーラ・デューンは、ディズニープラスのマンダロリアンシーズン2のいくつかのエピソードに登場し、注目を集めた。

昨年末、カラーノ氏はトランプ前大統領を支持する投稿で物議を醸し、マスクの着用を嘲ったことで厳しく非難され、一部のファンは同氏の解雇を求めていた。

またカラーノ氏は昨年の大統領選挙の開票作業に疑問を抱き、「票の集計は公正ではないかもしれない」とツイートした。

ジーナ・カラーノ氏(当時):
「選挙プロセスをクリーンアップして、市民の疑問を払拭しなければいけません。不正投票から私たちを守る法律を制定しなさい

トランプ前大統領の不正投票の主張を裏付ける証拠は見つかっていない。

昨年8月、カラーノ氏はブラック・ライヴズ・マターへの支持を示すようファンに求められたが、何もツイートせず一部のファンから人種差別主義者と非難された。

その後、カラーノ氏は、「私の経験では、誰かを人種差別主義者と指摘する人は臆病者かいじめっ子です。ブラック・ライヴズ・マターと叫ぶ人は教育不足の臆病者かいじめっ子です」とツイートし、一部のファンはコメントを擁護した。

ルーカスフィルムの声明を受け、一部のソーシャルメディアユーザーはディズニープラスボイコットキャンペーンを開始し、#CancelDisneyPlusがトレンド入りした。

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