◎映画の作品賞(ドラマ部門)はスティーブン・スピルバーグ監督のフェイブルマンズが受賞。スピルバーグ氏は監督賞も受賞した。
2023年1月10日/米カリフォルニア州ビバリーヒルズ、第80回ゴールデングローブ賞、映画部門の助演女優賞を受章したアンジェラ・バセットさん(Chris Pizzello/Invision)

米カリフォルニア州ビバリーヒルズで10日、第80回ゴールデングローブ賞の授賞式が開催された。

昨年は不祥事の影響でテレビ放映もストリーミング配信もされなかったが、今年はホストのNBCユニバーサルが有観客で生中継した。

映画の作品賞(ドラマ部門)はスティーブン・スピルバーグ監督のフェイブルマンズ(The Fabelmans)が受賞。スピルバーグ氏は監督賞も受賞した。

同じく映画の作品賞(ミュージカル・コメディ部門)はイニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)が受賞。同作は映画部門で最多となる3部門を獲得した。

テレビ部門の作品賞(ドラマ部門)はハウス・オブ・ドラゴン(House of the Dragon)。

同じくテレビ部門の作品賞(ミュージカル・コメディ部門)はアボット エレメンタリー(Abbott Elementary)が受賞。同作はテレビ部門で最多となる3部門を獲得した。

2022年の授賞式はハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)に黒人会員がいないことが明らかになったことでNBCが放送を拒否し、史上初の無観客かつ放送なしの授賞式となった。

HFPAはこの問題を受け、組織内のマイノリティ会員、代表、透明性を高めることを約束し、「変革」を図った。新会員21人のうち6人は黒人となり、新たに100人以上の投票者が加わり、初めて米国以外の国に拠点を置く投票者も誕生した。

HEPAによると現在の投票者数の52%が女性、51.5%が有色人種。

<映画部門最多受賞>
イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin):3部門

<テレビドラマ部門最多受賞>
アボット エレメンタリー(Abbott Elementary):3部門

()は原題

映画部門

作品賞(ドラマ部門)

🏆フェイブルマンズ(The Fabelmans)

▽アバター ウェイ・オブ・ウォーター(Avatar: The Way of Water)

▽エルヴィス(Elvis)

▽Tár(原題)

▽トップガン マーヴェリック(Top Gun: Maverick)

主演女優賞(ドラマ部門)

🏆ケイト・ブランシェット:Tar(原題)

▽オリヴィア・コールマン:Empire of Light(原題)

▽ヴィオラ・デイヴィス:The Woman King(原題)

▽アナ・デ・アルマス:ブロンド(Blonde)

▽ミシェル・ウィリアムズ:フェイブルマンズ(The Fabelmans)

主演男優賞(ドラマ部門)

🏆オースティン・バトラー:エルヴィス(Elvis)

▽ブレンダン・フレイザー:The Whale(原題)

▽ヒュー・ジャックマン:The Son(原題)

▽ビル・ナイ:生きる LIVING(Living)

▽ジェレミー・ポープ:The Inspection(原題)

作品賞(ミュージカル・コメディ部門)

🏆イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽バビロン(Babylon)

▽エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)

▽ナイブズ・アウト グラス・オニオン(Glass Onion: A Knives Out Mystery)

▽Triangle of Sadness(原題)

主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)

🏆ミシェル・ヨー:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)

▽レスリー・マンヴィル:ミセス・ハリス、パリへ行く(Mrs. Harris Goes to Paris)

▽マーゴット・ロビー:バビロン(Babylon)

▽アニャ・テイラー=ジョイ:ザ・メニュー(The Menu)

▽エマ・トンプソン:Good Luck to You, Leo Grande(原題)

2023年1月10日/米カリフォルニア州ビバリーヒルズ、第80回ゴールデングローブ賞、主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受章したミシェル・ヨーさん(Rich Polk/NBC)

主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)

🏆コリン・ファレル:イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽ディエゴ・カルバ:バビロン(Babylon)

▽ダニエル・クレイグ:ナイブズ・アウト グラス・オニオン(Glass Onion: A Knives Out Mystery)

▽アダム・ドライバー:ホワイト・ノイズ(White Noise)

▽レイフ・ファインズ:ザ・メニュー(The Menu)

外国語映画賞

🏆アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(Argentina, 1985)

▽西部戦線異状なし(All Quiet on the Western Front)

▽Close(原題)

▽別れる決心(Decision to Leave)

▽RRR(原題)

助演女優賞

🏆アンジェラ・バセット:ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー(Black Panther: Wakanda Forever)

▽ケリー・コンドン:イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽ジェイミリー・リー・カーティス:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)

▽ドリー・デ・レオン:Triangle of Sadness(原題)

▽キャリー・マリガン:SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(She Said)

助演男優賞

🏆キー・ホイ・クァン:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)

▽ブレンダン・グリーソン:イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽バリー・コーガン:イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽ブラッド・ピット:バビロン(Babylon)

▽エディ・レッドメイン:グッド・ナース(The Good Nurse)

監督賞

🏆スティーブン・スピルバーグ:フェイブルマンズ(The Fabelmans)

▽ジェームズ・キャメロン:アバター ウェイ・オブ・ウォーター(Avatar: The Way of Water)

▽ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)

▽バズ・ラーマン:エルヴィス(Elvis)

▽マーティン・マクドナー:イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

2023年1月10日/米カリフォルニア州ビバリーヒルズ、第80回ゴールデングローブ賞、映画部門の監督賞を受章したスティーブン・スピルバーグ監督(Rich Polk/NBC)
脚本賞

🏆マーティン・マクドナー:イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽トッド・フィールド:TÁR(原題)

▽ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)

▽サラ・ポーリー:ウーマン・トーキング 私たちの選択(Women Talking)

▽スティーヴン・スピルバーグ、トニー・クシュナー:フェイブルマン(The Fabelmans)

作曲賞

🏆ジャスティン・ハーウィッツ:バビロン(Babylon)

▽カーター・バーウェル:イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽アレクサンドル・デスプラ:ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(Guillermo del Toro's Pinocchio)

▽ヒルドゥル・グーナドッティル:ウーマン・トーキング 私たちの選択(Women Talking)

▽ジョン・ウィリアムズ:フェイブルマン(The Fabelmans)

主題歌賞

🏆Naatu Naatu:RRR(原題)

▽Carolina:ザリガニの鳴くところ(Where the Crawdads Sing)

▽Ciao Papa:ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(Guillermo del Toro's Pinocchio)

▽Hold My Hand:トップガン マーヴェリック(Top Gun: Maverick)

▽Lift Me Up:ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー(Black Panther: Wakanda Forever)

アニメ映画賞

🏆ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(Guillermo del Toro's Pinocchio)

▽犬王(原題)

▽Marcel the Shell with Shoes On(原題)

▽長ぐつをはいたネコと9つの命(Puss in Boots: The Last Wish)

▽私ときどきレッサーパンダ(Turning Red)

2023年1月10日/米カリフォルニア州ビバリーヒルズ、第80回ゴールデングローブ賞、映画部門の助演男優賞を受章したキー・ホイ・クァンさん(Chris Pizzello/Invision)

テレビドラマ部門

作品賞(ドラマ部門)

🏆ハウス・オブ・ドラゴン(House of the Dragon)

▽ベター・コール・ソウル(Better Call Saul)

▽ザ・クラウン(The Crown)

▽オザークへようこそ(Ozark)

▽セヴェランス(Severance)

女優賞(ドラマ部門)

🏆ゼンデイヤ:ユーフォリア/EUPHORIA(Euphoria)

▽エマ・ダーシー:ハウス・オブ・ドラゴン(House of the Dragon)

▽ローラ・リニー:オザークへようこそ(Ozark)

▽イメルダ・スタウントン:ザ・クラウン(The Crown)

▽ヒラリー・スワンク:アラスカ・デイリー(Alaska Daily)

男優賞(ドラマ部門)

🏆ケヴィン・コスナー:イエローストーン(Yellowstone)

▽ジェフ・ブリッジズ:ザ・オールドマン~元CIAの葛藤(The Old Man

▽ディエゴ・ルナ:キャシアン・アンドー(Andor)

▽ボブ・オデンカーク:ベター・コール・ソウル(Better Call Saul)

▽アダム・スコット:セヴェランス(Severance)

作品賞(ミュージカル・コメディ部門)

🏆アボット エレメンタリー(Abbott Elementary)

▽一流シェフのファミリーレストラン(The Bear)

▽Hacks(原題)

▽マーダーズ・イン・ビルディング(Only Murders in the Building)

▽ウェンズデー(Wednesday)

女優賞(ミュージカル・コメディ部門)

🏆クインタ・ブランソン:アボット エレメンタリー(Abbott Elementary)

▽セレーナ・ゴメス:マーダーズ・イン・ビルディング(Only Murders in the Building)

▽ジーン・スマート:Hacks(原題)

▽ジェナ・オルテガ:ウェンズデー(Wednesday)

▽ケイリー・クオコ:フライト・アテンダント(The Flight Attendant)

男優賞(ミュージカル・コメディ部門)

🏆ジェレミー・アレン:一流シェフのファミリーレストラン(The Bear)

▽ドナルド・グローヴァー:アトランタ(Atlanta)

▽ビル・ヘイダー:バリー(Barry)

▽スティーヴ・マーティン:マーダーズ・イン・ビルディング(Only Murders in the Building)

▽マーティン・ショート:マーダーズ・イン・ビルディング(Only Murders in the Building)

作品賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)

🏆ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル(The White Lotus: Sicily)

▽ブラック・バード(Black Bird)

▽ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語(Dahmer – Monster: The Jeffrey Dahmer Story)

▽パム&トミー(Pam & Tommy)

▽ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女(The Dropout)

女優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)

🏆アマンダ・サイフリッド:ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女(The Dropout)

▽ジェシカ・チャステイン:George & Tammy(原題)

▽ジュリア・ガーナー:令嬢アンナの真実(Inventing Anna)

▽リリー・ジェームズ:パム&トミー(Pam & Tommy)

▽ジュリア・ロバーツ:ガスリット 陰謀と真実(Gaslit)

男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)

🏆エヴァン・ピーターズ:ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語(Dahmer – Monster: The Jeffrey Dahmer Story)

▽タロン・エガートン:ブラック・バード(Black Bird)

▽コリン・ファース:ザ・ステアケース -偽りだらけの真実-(The Staircase)

▽アンドリュー・ガーフィールド:アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実(Under the Banner of Heaven)

▽セバスチャン・スタン:パム&トミー(Pam & Tommy)

助演女優賞(ドラマ・ミュージカル/コメディ部門)

🏆ジュリア・ガーナー:オザークへようこそ(Ozark)

▽エリザベス・デベッキ:ザ・クラウン(The Crown)

▽ハンナ・エインビンデル:Hacks(原題)

▽ジャネル・ジェームズ:アボット エレメンタリー(Abbott Elementary)

▽シェリル・リー・ラルフ:アボット エレメンタリー(Abbott Elementary)

助演男優賞(ドラマ・ミュージカル/コメディ部門)

🏆タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ:アボット エレメンタリー(Abbott Elementary)

ジョン・リスゴー:ザ・オールド・マン~元CIAの葛藤(The Old Man)

ジョナサン・プライス:ザ・クラウン(The Crown)

ジョン・タトゥーロ:セヴェランス(Severance)

ヘンリー・ウィンクラー:バリー(Barry)

ドラマ「アボット エレメンタリー」より(Ser Baffo/ABCニュース)
助演女優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)

🏆ジェニファー・クーリッジ:ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル(The White Lotus: Sicily)

クレア・デインズ:Fleishman Is in Trouble(原題)

デイジー・エドガー=ジョーンズ:アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実(Under the Banner of Heaven)

ニーシー・ナッシュ:ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語(Dahmer – Monster: The Jeffrey Dahmer Story)

オーブリー・プラザ:ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル(The White Lotus: Sicily)

助演男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)

🏆ポール・ウォルター・ハウザー:ブラック・バード(Black Bird)

F・マーリー・エイブラハム:ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル(The White Lotus: Sicily)

ドーナル・グリーソン:その患者、シリアルキラー(The Patient)

リチャード・ジェンキンス:ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語(Dahmer – Monster: The Jeffrey Dahmer Story)

セス・ローゲン:パム&トミー(Pam & Tommy)

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