◎授賞式はカリフォルニア州ビバリーヒルズで来年1月10日(現地時間)に開催される予定。
映画「トップガン・マーベリック」より(Paramount Pictures)

米映画界最大の栄誉「アカデミー賞」の前哨戦である「第80回ゴールデングローブ賞」のノミネート作品が発表された。

授賞式はカリフォルニア州ビバリーヒルズで来年1月10日(現地時間)に開催される予定。

映画部門の最多ノミネートはマーティン・マクドナー監督の「イニシェリン島の精霊(原題:The Banshees of Inisherin)」の8部門。

テレビドラマ部門の最多ノミネートは「アボット エレメンタリー(原題:Abbott Elementary)」の5部門となった。

ゴールデングローブ賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)は昨年、ロサンゼルス・タイムズが報じた人種差別問題で批判の嵐に直面し、過去の受賞者がトロフィーを返却する事態に発展した。

しかし、米メディア大手NBCユニバーサルは9月、人種差別、性差別、利益相反の疑いが解消されたとして同賞のテレビ放送を再開すると発表した。

HEPAは変革を約束し、マイノリティーの会員と代表を増やすとともに、透明性を高めると約束。新会員21人のうち6人を黒人に変更した。

さらにHFPAは103人の投票者を追加し、その数を200人に増やした。HEPAによると、世界62カ国の投票者の52%が女性、51.5%がマイノリティーで構成される。

NBCとの契約は単年。今年は80周年を記念するイベントも行われる模様。

<映画部門最多ノミネート>
イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin):8部門

<テレビドラマ部門最多ノミネート>
アボット エレメンタリー(Abbott Elementary):5部門

()は原題

映画部門

作品賞(ドラマ部門)

▽アバター ウェイ・オブ・ウォーター(Avatar: The Way of Water)

▽エルヴィス(Elvis)

▽フェイブルマンズ(The Fabelmans)

▽Tár(原題)

▽トップガン マーヴェリック(Top Gun: Maverick)

主演女優賞(ドラマ部門)

▽ケイト・ブランシェット:Tar(原題)

▽オリヴィア・コールマン:Empire of Light(原題)

▽ヴィオラ・デイヴィス:The Woman King(原題)

▽アナ・デ・アルマス:ブロンド(Blonde)

▽ミシェル・ウィリアムズ:フェイブルマンズ(The Fabelmans)

主演男優賞(ドラマ部門)

▽オースティン・バトラー:エルヴィス(Elvis)

▽ブレンダン・フレイザー:The Whale(原題)

▽ヒュー・ジャックマン:The Son(原題)

▽ビル・ナイ:生きる LIVING(Living)

▽ジェレミー・ポープ:The Inspection(原題)

作品賞(ミュージカル・コメディ部門)

▽バビロン(Babylon)

▽イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)

▽ナイブズ・アウト グラス・オニオン(Glass Onion: A Knives Out Mystery)

▽Triangle of Sadness(原題)

主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)

▽レスリー・マンヴィル:ミセス・ハリス、パリへ行く(Mrs. Harris Goes to Paris)

▽マーゴット・ロビー:バビロン(Babylon)

▽アニャ・テイラー=ジョイ:ザ・メニュー(The Menu)

▽エマ・トンプソン:Good Luck to You, Leo Grande(原題)

▽ミシェル・ヨー:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)

主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)

▽ディエゴ・カルバ:バビロン(Babylon)

▽ダニエル・クレイグ:ナイブズ・アウト グラス・オニオン(Glass Onion: A Knives Out Mystery)

▽アダム・ドライバー:ホワイト・ノイズ(White Noise)

▽コリン・ファレル:イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽レイフ・ファインズ:ザ・メニュー(The Menu)

外国語映画賞

▽西部戦線異状なし(All Quiet on the Western Front)

▽アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(Argentina, 1985)

▽Close(原題)

▽別れる決心(Decision to Leave)

▽RRR(原題)

助演女優賞

▽アンジェラ・バセット:ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー(Black Panther: Wakanda Forever)

▽ケリー・コンドン:イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽ジェイミリー・リー・カーティス:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)

▽ドリー・デ・レオン:Triangle of Sadness(原題)

▽キャリー・マリガン:SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(She Said)

助演男優賞

▽ブレンダン・グリーソン:イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽バリー・コーガン:イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽ブラッド・ピット:バビロン(Babylon)

▽キー・ホイ・クァン:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)

▽エディ・レッドメイン:グッド・ナース(The Good Nurse)

監督賞

▽ジェームズ・キャメロン:アバター ウェイ・オブ・ウォーター(Avatar: The Way of Water)

▽ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)

▽バズ・ラーマン:エルヴィス(Elvis)

▽マーティン・マクドナー:イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽スティーブン・スピルバーグ:フェイブルマンズ(The Fabelmans)

脚本賞

▽トッド・フィールド:TÁR(原題)

▽ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)

▽マーティン・マクドナー:イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽サラ・ポーリー:ウーマン・トーキング 私たちの選択(Women Talking)

▽スティーヴン・スピルバーグ、トニー・クシュナー:フェイブルマン(The Fabelmans)

作曲賞

▽カーター・バーウェル:イニシェリン島の精霊(The Banshees of Inisherin)

▽アレクサンドル・デスプラ:ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(Guillermo del Toro's Pinocchio)

▽ヒルドゥル・グーナドッティル:ウーマン・トーキング 私たちの選択(Women Talking)

▽ジャスティン・ハーウィッツ:バビロン(Babylon)

▽ジョン・ウィリアムズ:フェイブルマン(The Fabelmans)

主題歌賞

▽Carolina:ザリガニの鳴くところ(Where the Crawdads Sing)

▽Ciao Papa:ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(Guillermo del Toro's Pinocchio)

▽Hold My Hand:トップガン マーヴェリック(Top Gun: Maverick)

▽Lift Me Up:ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー(Black Panther: Wakanda Forever)

▽Naatu Naatu:RRR(原題)

アニメ映画賞

▽ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(Guillermo del Toro's Pinocchio)

▽犬王(原題)

▽Marcel the Shell with Shoes On(原題)

▽長ぐつをはいたネコと9つの命(Puss in Boots: The Last Wish)

▽私ときどきレッサーパンダ(Turning Red)

映画「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」より(20th Century Studios)

テレビドラマ部門

作品賞(ドラマ部門)

▽ベター・コール・ソウル(Better Call Saul)

▽ザ・クラウン(The Crown)

▽ハウス・オブ・ドラゴン(House of the Dragon)

▽オザークへようこそ(Ozark)

▽セヴェランス(Severance)

女優賞(ドラマ部門)

▽エマ・ダーシー:ハウス・オブ・ドラゴン(House of the Dragon)

▽ローラ・リニー:オザークへようこそ(Ozark)

▽イメルダ・スタウントン:ザ・クラウン(The Crown)

▽ヒラリー・スワンク:アラスカ・デイリー(Alaska Daily)

▽ゼンデイヤ:ユーフォリア/EUPHORIA(Euphoria)

男優賞(ドラマ部門)

▽ジェフ・ブリッジズ:ザ・オールドマン~元CIAの葛藤(The Old Man

▽ケヴィン・コスナー:イエローストーン(Yellowstone)

▽ディエゴ・ルナ:キャシアン・アンドー(Andor)

▽ボブ・オデンカーク:ベター・コール・ソウル(Better Call Saul)

▽アダム・スコット:セヴェランス(Severance)

作品賞(ミュージカル・コメディ部門)

▽アボット エレメンタリー(Abbott Elementary)

▽一流シェフのファミリーレストラン(The Bear)

▽Hacks(原題)

▽マーダーズ・イン・ビルディング(Only Murders in the Building)

▽ウェンズデー(Wednesday)

女優賞(ミュージカル・コメディ部門)

▽クインタ・ブランソン:アボット エレメンタリー(Abbott Elementary)

▽セレーナ・ゴメス:マーダーズ・イン・ビルディング(Only Murders in the Building)

▽ジーン・スマート:Hacks(原題)

▽ジェナ・オルテガ:ウェンズデー(Wednesday)

▽ケイリー・クオコ:フライト・アテンダント(The Flight Attendant)

男優賞(ミュージカル・コメディ部門)

▽ドナルド・グローヴァー:アトランタ(Atlanta)

▽ビル・ヘイダー:バリー(Barry)

▽スティーヴ・マーティン:マーダーズ・イン・ビルディング(Only Murders in the Building)

▽マーティン・ショート:マーダーズ・イン・ビルディング(Only Murders in the Building)

▽ジェレミー・アレン:一流シェフのファミリーレストラン(The Bear)

作品賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)

▽ブラック・バード(Black Bird)

▽ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語(Dahmer – Monster: The Jeffrey Dahmer Story)

▽パム&トミー(Pam & Tommy)

▽ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女(The Dropout)

▽ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル(The White Lotus: Sicily)

女優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)

▽ジェシカ・チャステイン:George & Tammy(原題)

▽ジュリア・ガーナー:令嬢アンナの真実(Inventing Anna)

▽リリー・ジェームズ:パム&トミー(Pam & Tommy)

▽ジュリア・ロバーツ:ガスリット 陰謀と真実(Gaslit)

▽アマンダ・サイフリッド:ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女(The Dropout)

男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)

▽タロン・エガートン:ブラック・バード(Black Bird)

▽コリン・ファース:ザ・ステアケース -偽りだらけの真実-(The Staircase)

▽アンドリュー・ガーフィールド:アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実(Under the Banner of Heaven)

▽エヴァン・ピーターズ:ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語(Dahmer – Monster: The Jeffrey Dahmer Story)

▽セバスチャン・スタン:パム&トミー(Pam & Tommy)

助演女優賞(ドラマ・ミュージカル/コメディ部門)

▽エリザベス・デベッキ:ザ・クラウン(The Crown)

▽ハンナ・エインビンデル:Hacks(原題)

▽ジュリア・ガーナー:オザークへようこそ(Ozark)

▽ジャネル・ジェームズ:アボット エレメンタリー(Abbott Elementary)

▽シェリル・リー・ラルフ:アボット エレメンタリー(Abbott Elementary)

助演男優賞(ドラマ・ミュージカル/コメディ部門)

ジョン・リスゴー:ザ・オールド・マン~元CIAの葛藤(The Old Man)

ジョナサン・プライス:ザ・クラウン(The Crown)

ジョン・タトゥーロ:セヴェランス(Severance)

タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ:アボット エレメンタリー(Abbott Elementary)

ヘンリー・ウィンクラー:バリー(Barry)

助演女優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)

ジェニファー・クーリッジ:ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル(The White Lotus: Sicily)

クレア・デインズ:Fleishman Is in Trouble(原題)

デイジー・エドガー=ジョーンズ:アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実(Under the Banner of Heaven)

ニーシー・ナッシュ:ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語(Dahmer – Monster: The Jeffrey Dahmer Story)

オーブリー・プラザ:ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル(The White Lotus: Sicily)

助演男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)

F・マーリー・エイブラハム:ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル(The White Lotus: Sicily)

ドーナル・グリーソン:その患者、シリアルキラー(The Patient)

ポール・ウォルター・ハウザー:ブラック・バード(Black Bird)

リチャード・ジェンキンス:ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語(Dahmer – Monster: The Jeffrey Dahmer Story)

セス・ローゲン:パム&トミー(Pam & Tommy)

ドラマ「アボット エレメンタリー」より(Ser Baffo/ABCニュース)
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