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クロアチア南部で山火事発生、36人重軽傷、観光客含む1000人避難

火災は夜間に急拡大し、炎が住宅や木々を包み込んで夜空を赤く染めた。
2026年8月13日/クロアチア南部で発生した山火事(ロイター通信)

クロアチア南部ダルマチア地方の観光地オミシュで14日未明、強風にあおられた山火事が住宅地に迫り、36人が負傷した。負傷者のうち14人が病院に搬送され、7人は重傷だという。火災は住宅や森林など約1000ヘクタールに広がり、観光客を含む1000人余りが避難を余儀なくされた。避難所はオミシュから北のスプリトにかけての沿岸部に設けられた。

火災は夜間に急拡大し、炎が住宅や木々を包み込んで夜空を赤く染めた。消防当局によると、286人の消防士と90台の消防車、4機の航空機を投入し、消火に当たっている。沿岸道路の一部も通行止めとなり、観光客や住民の移動に影響が出た。消防当局は14日朝までに火勢が落ち着いたと報告している。ただし、鎮火はしておらず、警戒が必要な状態が続いている。

オミシュはアドリア海に面し、岩山や森林に囲まれた景勝地として知られる。夏の観光シーズンが最盛期を迎える中での火災となり、地域経済への影響も懸念される。地元メディアによると、南部ペリェシャツ半島でも山火事が発生し、消防が航空機やヘリなどを派遣した。

今回の火災は欧州各地で相次ぐ山火事の一つでもある。フランス、スペイン、ギリシャなどでも猛暑と干ばつを背景に大規模火災が発生し、住民や観光客の避難が続いている。

専門家は気候変動に伴う高温や乾燥が森林火災の発生・拡大に適した環境を生み出していると指摘する。クロアチアを含むバルカン地域でも高温・乾燥が続き、観光業が集中する夏季における火災リスクへの警戒が強まっている。

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