◎ロンドンの野生からビーバーが姿を消したのは約400年前。
2023年10月11日/イギリス、ロンドン近郊の湖を泳ぐビーバー(James Manning/PAメディア/AP通信)

イギリス・ロンドンの生物多様性を高める取り組みの一環として、西部地区にビーバーが再導入された。現地メディアが12日に報じた。

BBCによると、ロンドンの野生からビーバーが姿を消したのは約400年前。

ロンドンのカーン(Sadiq Khan)市長は11日、西部の住宅地にある湿地帯にビーバーの家族を放す作業に参加した。

ロンドン市当局はビーバーが湿地の生態系を改善し、魚類、鳥類、両生類を含む他の生物の生息域を確立してくれると期待している。

この取り組みはロンドンの緑地を再生し、野生生物を保護するというカーン氏の政策に基づいている。

カーン氏は記者団に対し、「我々はロンドンが世界で進む環境破壊を逆転させる最前線にいると国民に約束する」と語った。

ビーバーは約400年前にイングランドで絶滅寸前まで狩られたが、環境保護活動家らによってロンドンを除く全国に再導入された。

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