米中西部で気温上昇、広い範囲に高温警報、屋外イベントの延期や中止相次ぐ
アイオワ州を含む中西部の広い範囲には高温警報が発令され、最高気温は30度台後半に達する見込みだ。
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米中西部を中心に厳しい熱波が続き、各地で屋外活動の中止や延期が相次いでいる。自治体は冷房設備を備えたクーリングセンター(避暑施設)を開設し、市民に対して不要不急の外出を控え、水分補給を徹底するよう呼びかけている。熱波は今後数日かけて東部へと広がる見通しで、気象台はオハイオ渓谷から中部大西洋岸、北東部にかけて記録的な高温となる可能性があると警戒を強めている。
アイオワ州を含む中西部の広い範囲には高温警報が発令され、最高気温は30度台後半に達する見込みだ。湿度の高さも加わり、体感温度は43度前後まで上昇すると予測されている。専門家は今年初めての長期間に及ぶ本格的な熱波となるため、暑さに体が慣れていない人ほど熱中症の危険性が高いと指摘する。
各地では暑さへの対応が進められている。ミシガン州フリントでは29日、複数のクーリングセンターが開設され、熱波が長引けば運営期間を延長する方針だ。サマーキャンプでは屋外プログラムの変更や中止が行われ、農産物市場やドライブインシアターも営業を取りやめた。ウィスコンシン大学マディソン校では冷房設備の能力低下を受け、一部施設を閉鎖し、夏季講義の教室変更も実施している。
熱波は独立記念日(7月4日)の休暇シーズンと重なり、旅行やレジャーへの影響も広がっている。キャンプを予定していた旅行者の中には、車中泊を断念してホテルへ宿泊先を変更するケースもみられた。一方、子ども連れの家族は水遊び場などを利用し、炎天下を避けながら過ごしている。
医療関係者は、熱中症はわずか数分で重症化する場合があるとして、高齢者や子どもだけでなく、健康な成人も十分な注意が必要だと警告する。こまめな水分補給、通気性の良い衣服の着用、日中の屋外活動の自粛、冷房の効いた施設の利用など基本的な暑さ対策を徹底するよう呼びかけている。また、夜間も気温が下がりにくい状況が続くため、体力の消耗が蓄積しやすい点にも注意が必要だ。
