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南ヨーロッパ山火事、ギリシャで消防士3人死亡、仏ボルドーの延焼続く

フランスではボルドー近郊で発生した山火事が制御困難な状態となった。
2026年7月29日/フランス、南西部ジロンド県の山火事現場(AP通信)

南欧各地で山火事が相次ぎ、被害が拡大している。フランス南西部ジロンド県ではパリの約4倍に相当する面積が焼失する大規模火災が発生し、ギリシャでは消火活動に当たっていた消防士3人が死亡した。異常な高温、乾燥した土地、強風が炎を煽り、各国当局は警戒を強めている。

フランスではボルドー近郊で発生した山火事が制御困難な状態となった。この火災は420平方キロメートル以上を焼き尽くし、パリ面積の4倍に達する範囲へ拡大した。これまでにフランスでは過去最大級となる規模の避難が実施され、約22万人が自宅や滞在先からの退避を余儀なくされた。

現地では2000人を超える消防士と航空機が投入され、延焼阻止に向けた活動が続けられている。しかし、乾燥した森林や高温の影響で火勢は衰えにくく、鎮火後も再燃の危険が残っている。火災によって発生した巨大な積乱雲状の煙柱が雷を引き起こすなど、今回の火災の規模の大きさが浮き彫りになった。

ギリシャでも被害が拡大している。クレタ島とペロポネソス半島で発生した山火事では、消火活動中の消防士3人が死亡した。強風と40度を超える高温が炎の拡大を招き、観光地を含む複数の地域で住民や旅行者が避難を余儀なくされた。

スペインでも山火事への対応が続いている。首都マドリード周辺やアビラ県では一部の火災が鎮静化したものの、複数の地域で延焼が続いている。

専門家は、今回の一連の火災について、気候変動による高温化や干ばつの長期化が背景にあると指摘している。欧州では気温上昇の影響で森林や草地が乾燥し、火災が発生しやすく、また拡大しやすい環境が形成されている。欧州連合(EU)は加盟国間で航空機や人員の支援を進めているが、今後も極端な暑さが続けば、さらなる大規模火災の発生が懸念される。

南欧で相次ぐ山火事は単なる自然災害にとどまらず、気候変動への対応や防災体制の強化を迫る問題となっている。各国政府は消火活動と同時に、森林管理や早期警戒体制の見直しを進める必要に迫られている。

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