米中西部の広い範囲で暴風雨、停電相次ぐ、建物被害も
シカゴ周辺では竜巻警報のサイレンが鳴り響き、30メートルを超える突風が観測された地点もあった。
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米中西部で11日、暴風雨が発生し、イリノイ、インディアナ、オハイオの各州で停電や住宅被害などが相次いだ。特にシカゴ都市圏とインディアナ州北西部は激しい雷雨と強風に見舞われ、イリノイ州とインディアナ州だけで一時60万戸以上が停電した。気象台は竜巻を含む暴風が発生する可能性があるとして、警戒を呼びかけていた。
シカゴ周辺では竜巻警報のサイレンが鳴り響き、30メートルを超える突風が観測された地点もあった。強風によって街路樹が倒れ、電線が切断されたほか、住宅の屋根が損壊するなどの被害が発生した。道路の冠水も広範囲に及び、市民民生活に大きな影響が出た。
シカゴではオヘア国際空港とミッドウェー国際空港ですべての便が一時運航を停止し、再開後も遅延や混乱が続いた。停電地域では発電機を動かすため燃料を求める住民が相次ぎ、冷蔵庫内の食品を守るなどの対応に追われた。
オハイオ州でも州都コロンバス周辺などで停電が広がり、30万人余りが影響を受けた。さらに洪水によって救急対応が妨げられ、ローズビルでは基礎疾患のある住民の搬送が遅れ、その後死亡した。州当局は洪水の危険が続いているとして警戒を呼びかけ、公共施設の閉鎖や行事の中止も相次いだ。
気象当局はオハイオ川流域などで今後も大雨が続き、洪水の危険が高まる可能性があるとしている。停電や交通への影響が長引く可能性もあり、被災地域では復旧作業とともに、さらなる暴風雨への警戒が続いている。
