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米国西部で熱波続く、主要都市に高温警報、50度に迫る地点も

熱波の影響はカリフォルニア州からモンタナ州、さらにノースダコタ州にかけて広がり、4500万人以上が高温に関する警報や注意報の対象となっている。
米カリフォルニア州ロサンゼルス、日傘をさす男性(Ryan Sun/AP通信)

米国西部で記録的な熱波が続き、ロサンゼルス、ラスベガス、フェニックス、ツーソン、ソルトレイクシティの5都市で厳重な警戒が呼びかけられている。国立気象局(NWS)は2日、各地に「高温警報」を発令し、不要不急の外出を避けることや十分な水分補給、冷房の利用を呼びかけた。

熱波の影響はカリフォルニア州からモンタナ州、さらにノースダコタ州にかけて広がり、4500万人以上が高温に関する警報や注意報の対象となっている。

気象台によると、西部一帯で上空に強い高気圧が停滞し、「ヒートドーム」と呼ばれる現象が発生している。高気圧が熱気を地表付近に閉じ込めることで日中の気温が著しく上昇し、夜間も気温が下がりにくい状態がしばらく続く見込みだ。夜間の暑さは体温調節を妨げるため、高齢者や乳幼児、持病のある人を中心に熱中症の危険性が高まる。

各地では平年を大きく上回る気温が予想されている。ラスベガスでは最高気温が46度前後まで上昇する見通しで、フェニックスでも47度が予測されている。カリフォルニア州南東部の一部では48度に達する可能性があり、モンタナ州でも38度を超える異例の暑さが見込まれている。ロサンゼルスでも内陸部を中心に厳しい暑さが続き、冷房設備のない住宅や屋外労働者への影響が懸念されている。

猛烈な暑さは山火事の危険性も高めている。乾燥した空気と強風が重なる地域では延焼しやすい状態となり、ワシントン州やオレゴン州では複数の山火事が拡大中だ。ワシントン州では被害の拡大を受けて非常事態が宣言され、消防当局が消火活動を続けている。ネバダ州やモンタナ州でも乾燥注意報や警報が発令され、住民に火気の使用を控えるよう呼びかけている。

自治体は冷房設備を備えた避難施設やクーリングセンターを開設し、屋外イベントの見直しやホームレス支援を強化している。専門家は、近年は気候変動の影響で極端な高温の発生頻度と強度が増していると指摘し、今回の熱波についても健康被害やインフラへの負荷、山火事リスクの増大に警戒を続ける必要があるとしている。

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