◎キプロス、ヨルダン、ギリシャ、イスラエルは近年、大規模な山火事に対処するため、消火チーム、機材、航空機を派遣し合っている。
2021年7月3日/キプロス南東部、消火活動の様子(EPA通信/Getty Images/AFP通信)

ヨルダン政府は6日、地中海の島国キプロスに消防ヘリコプターを2機配備すると発表した。

それによると、消防当局がキプロス向けの消防専用機を準備しており、配備が完了するまで消防ヘリを駐機させるという。

キプロス政府の報道官はヨルダンを含む近隣諸国と連携して今夏の山火事シーズンに備えていると声明を出した。

また報道官は「政府与党が山火事対策予算を計上し、消防専用機10機の購入を検討している」と明らかにした。

18人のヨルダン空軍技術スタッフ、乗組員、パイロットがキプロスに派遣される予定だ。

キプロス政府はヨルダンの派遣費用を負担するとしている。派遣期間は不明。

同政府は「現地入りしたヨルダン職員に訓練を提供し、数日以内に態勢を整える」としている。

ヨルダンの消防ヘリはキプロスの消防・警察の航空部隊を支援することになる。

キプロス、ヨルダン、ギリシャ、イスラエルは近年、大規模な山火事に対処するため、消火チーム、機材、航空機を派遣し合っている。

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