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インドネシア山火事、煙害深刻、焼失面積1000平方キロメートル超える

インドネシア当局によると、2026年1~6月の焼失面積は1075平方キロメートルに達し、前回エルニーニョの影響を受けた2023年の同時期と比べて110%増加した。
2026年8月11日/インドネシア東、ジャワ州で発生した山火事(ロイター通信)

インドネシアの森林や泥炭地で火災が相次ぎ、政府が消火活動を急いでいる。異常な乾季とエルニーニョ現象の影響で火災が拡大し、煙害が周辺国にも広がっている。インドネシア当局によると、2026年1~6月の焼失面積は1075平方キロメートルに達し、前回エルニーニョの影響を受けた2023年の同時期と比べて110%増加した。

政府はスマトラ島のリアウ、ジャンビ、南スマトラ各州と、ボルネオ島の西・中央・南カリマンタン州を重点地域に指定した。消火活動には約4万8000人の要員を投入し、43機のヘリコプターと15機の航空機を動員している。航空機による散水に加え、雨を降らせるための人工降雨も実施した。ただ、乾燥が極端に進んでいるうえ、雨雲が少なく、消火活動は難航している。

火災の背景には気候要因だけでなく、人間による土地開発もある。ロイター通信によると、多くの山火事は泥炭地の焼却や、パーム油生産や鉱山開発を目的とした森林伐採など、人為的な活動が原因となっている。乾燥した土地では火が燃え広がりやすく、特に泥炭地の火災は地中で燃え続けるため、鎮火後の再燃も懸念される。

煙はインドネシア国内にとどまらず、マレーシアなど周辺地域にも流れ込んでいる。西カリマンタン州では大気汚染を受けて学校が閉鎖され、ボルネオ島のマレーシア領サラワク州でも煙による大気環境の悪化を受け、一部地域で学校活動に影響が出ている。健康被害への懸念が高まる中、政府は住民に火気の使用を控えるよう呼びかけている。

東ジャワ州の人気観光地「ブロモ山国立公園」でも大規模火災が発生したものの、こちらはほぼ鎮火した。政府は消火能力の再配分を進めている。エルニーニョによる乾燥が続けば、火災と煙害がさらに拡大する可能性があり、インドネシアは森林保全や違法な土地焼却への対策とともに、周辺国と連携した煙害対策を迫られている。

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