◎ドイツは今週、南ヨーロッパを覆い尽くす熱波の影響により気温が急上昇。バイエルン州で38.8度を記録するなど、各地で30度台半ばの猛暑に見舞われている。
スペイン、首都マドリード、昼寝をする男性(Getty Images)

ドイツの公衆衛生団体BVOeGDが暑さ対策の一環として、ランチタイム後の昼寝「シエスタ」を導入すべきと政府に提案している。現地メディアが18日に報じた。

保健省の報道官は同日、この提案に肯定的な反応を示したが、シエスタを導入するかどうかは企業と従業員が決めることであると表明した。

ドイツは今週、南ヨーロッパを覆い尽くす熱波の影響により気温が急上昇。バイエルン州で38.8度を記録するなど、各地で30度台半ばの猛暑に見舞われている。

BVOeGDの代表は地元紙のインタビューでこう述べている。「暑い時にはスペイン人のような働き方をすべきです。早起きし、午前中に生産的に働き、暑い時間に昼寝をするというシエスタを今すぐ取り入れましょう」

また代表は「この暑さの中で効率的に働くことは非常に難しい」と強調した。

勤勉なドイツ人の多くが昼寝より仕事を好む。ドイツ通信社(dpa)によると、一部の企業は昼寝(10~15分)を奨励しているという。

保健省の報道官はツイッターに声明を投稿。「シエスタは悪い提案ではないと思う」と書き込んだが、中央政府はこの問題に関与するつもりはないと示唆した。「昼寝は医学的にも理にかなっていますが、それを取り入れるかどうかは企業と従業員が決めることです...」

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