中国・甘粛省で土砂崩れ、21人死亡、12人救助、原因調査中
事故は午前7時前に発生。山腹が突然崩落し、大量の土砂が麓の集落をのみ込んだ。
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中国北西部・甘粛省隴南(ろうなん)市の郊外で発生した土砂崩れについて、中国国営テレビ(CCTV)は8日、死者が21人となり、現場での捜索・救助活動が終了したと報じた。
土砂崩れは7日午前に発生し、計33人が巻き込まれた。救助隊は2日間にわたる活動で全員を発見。救出された12人のうち7人は軽傷を負い、残り5人にケガはなかったという。現時点で土砂崩れの原因は明らかになっておらず、当局が地質や周辺環境の調査を進めている。
事故は午前7時前に発生。山腹が突然崩落し、大量の土砂が麓の集落をのみ込んだ。CCTVによると、複数の建物が全壊したという。現場は森林に囲まれた山間部の集落で、大型重機の搬入が難しく、救助隊は小型のショベルカーなどを投入するとともに、多数の隊員が手作業で捜索を続けた。CCTVが公開した映像には、土砂が堆積した斜面で救助隊員が懸命に作業する様子が映っていた。
当局によると、巻き込まれた33人全員の安否を確認し、救助活動は8日早朝までに終了した。負傷者は全員病院に搬送され、命に別条はないという。一方、犠牲者の身元確認や遺族への対応が進められており、地元政府は被災した住民への生活支援や仮設住宅の確保にも着手した。また、二次災害を防ぐため周辺住民の避難措置も講じられている。
土砂崩れの発生原因は分かっておらず、当局は地盤の状態や地質構造、直前の気象条件などを詳しく調べている。CCTVによると、発生当時の天候は晴れ、専門家は地下水や地盤の不安定化など複数の要因を指摘している。
関係者や専門家による現地調査が進められ、今後は再発防止に向けた斜面管理や災害監視体制の強化が課題となる見通しだ。
中国では山間部を中心に土砂災害がたびたび発生しており、豪雨や地盤の緩みが被害を拡大させるケースが少なくない。今回の災害では短期間で救助活動を終えたものの、21人の命が失われる結果となった。当局は被災地域の安全確認を続けるとともに、周辺地域でも土砂崩れの危険性がないか監視を強化している。住民の生活再建とともに、災害リスクを早期に把握する体制づくりが課題となっている。
