米ユタ州で山火事拡大、消防ヘリ墜落も現場に近づけず
事故は7日朝、ユタ州リッチフィールド近郊の国有林で発生した。
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米西部で山火事が相次ぐ中、ユタ州では消火活動中の大型ヘリコプターが墜落し、現場が炎に包まれたため、救助や事故調査が進められない状況となっている。事故は7日朝、ユタ州リッチフィールド近郊の国有林で発生した。シコルスキー製S64「スカイクレーン」が消火作業中に墜落し、爆発により新たな火災が発生した。この火は既存の山火事とつながり、焼失面積は4510方キロメートルに拡大した。
墜落したヘリには2人が搭乗していた。現場は火事の延焼範囲内にあるため、消防は救助隊員の安全を優先し、現場への接近を見送っている。当局はパイロットと乗組員が死亡したとみられると伝えている。
事故原因については、国家運輸安全委員会(NTSB)が調査を担当する。消防活動が落ち着き、事故現場に安全に立ち入れるようになった後、機体の残骸などを詳しく調べる予定だ。当局は現段階で根拠のない憶測やうわさを広げないよう呼びかけている。
一方、北西部ワシントン州でも山火事の影響が広がっている。レーニア国立公園では新たな火災が発生し、2地区への立ち入りが禁じられた。さらにスポケーン近郊でも複数の火災が続き、焼失面積は40平方キロを超えた。消防は延焼を食い止めるため、約120キロに及ぶ防火線を構築している。
ユタ州の事故は山火事そのものだけでなく、消火や救助に携わる人員の安全確保さえ困難にする、火災の深刻な脅威を浮き彫りにした。
