コロンビア、山火事で非常事態、観光地ビジャ・デ・レイバに延焼の恐れ
当局は住民や観光客の安全確保を優先し、予防的な避難を実施した。
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コロンビア当局は21日、同国を代表する観光地の一つ、ビジャ・デ・レイバ周辺で山火事が拡大していることを受け、非常事態を宣言した。首都ボゴタの北東約160キロに位置する同地域では、山の斜面から発生した火災が広範囲に燃え広がり、強風によって住宅地や観光施設に近づく場面もあった。
火災は9月19日に町を見下ろす山間部で発生。翌20日夕方までに約290ヘクタールが焼失したという。消火活動によって火勢は約50%まで抑えられたものの、強い風が延焼防止を難しくしている。ケガ人の情報はない。
当局は住民や観光客の安全確保を優先し、予防的な避難を実施した。火災現場に近いホテルからも宿泊客らが避難したほか、21日は対面授業が中止された。観光客が多い地域だけに、山火事による人的被害だけでなく、観光業や地域経済への影響も懸念されている。
消火活動には消防隊員、救急要員、住民、ボランティアなど400人以上が参加している。4機のヘリコプターも投入され、20日だけで約170回の散水を実施した。
今回の火災はコロンビア各地で山火事が相次ぐ中で発生した。国内では約20件の火災が延焼中で、6月中旬以降だけでも438件の山火事が発生し、7000ヘクタール以上が影響を受けている。
背景には乾燥した気候に加え、エルニーニョ現象による高温や乾燥があるとされる。出火原因についても調査が続いている。
