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米ケンタッキー州で大雨、4人死亡、州知事が非常事態宣言

ベシア州知事は州全域に非常事態を宣言し、住民に対して不要不急の外出を控え、冠水した道路に注意するよう強く呼びかけた。
2026年6月27日/米ケンタッキー州オーエンズボロ、大雨により冠水した道路(AP通信)

南部ケンタッキー州の一部地域で大雨による洪水が発生し、少なくとも4人が死亡した。地元当局が27日、明らかにした。ベシア(Andy Beshear)州知事は州全域に非常事態を宣言し、住民に対して不要不急の外出を控え、冠水した道路に注意するよう強く呼びかけた。

大きな被害を受けたのが州中部のマディソン郡で、4人の犠牲者のうち3人が同郡で確認された。このうち男女2人は自宅に濁流が押し寄せ、室内で死亡しているのが見つかった。さらに別の男性はレキシントン近郊で車を運転中、洪水に巻き込まれ死亡した。残る1人はジャクソン郡で犠牲となった。消防と警察当局は冠水により立ち入りが困難な地区が複数あるとして、住宅を一軒ずつ回り、取り残された住民や行方不明者の確認を続けている。

国立気象局(NWS)によると、複数の地域で100~200ミリの雨が降り、州内各地で河川や小水路が増水した。隣接するインディアナ州南西部でも100~250ミリの降雨が観測された。

ベシア氏はX(旧ツイッター)への投稿で、「この数時間で住宅や車両から多数の市民が救助されるなど、極めて深刻な状況になっている」と述べ、夜間は視界が悪化して危険性が一段と高まるとして、住民に外出を控えるよう訴えた。また、少なくとも12本の州道が冠水により通行不能となり、特にマディソン郡では多くの道路が冠水して救助活動に支障が出ているという。

州北西部ルイビル近郊では、ダム堤防付近で土砂崩れが発生したことから、周辺住民に避難命令が出た。当局によると、現時点でダム決壊の兆候は確認されていないものの、安全確保を最優先に警戒を続けている。

米国では近年、気候変動の影響も指摘される中、このようなゲリラ豪雨が増加傾向にある。ケンタッキー州も過去に洪水被害を経験しており、今回も局地的な集中豪雨が住宅やインフラに大きな被害を与えた。当局は27日夜から28日にかけて、さらなる降雨で河川の増水や土砂災害が発生する恐れがあるとして、住民に最新の気象情報や自治体の情報を確認し、安全を最優先に行動するよう呼びかけている。

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