米ユタ州山火事、消防士3人死亡、2人負傷、勢い収まらず
亡くなった隊員は州境付近で発生した山火事への対応に当たっていた。
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米西部コロラド州とユタ州の州境付近で発生した山火事の消火活動中、消防隊員3人が死亡し、2人が負傷した。消防は28日、隊員たちが複数機関による合同消火活動に参加していた際に犠牲となったと発表した。負傷した2人は病院に搬送され、詳しい容体は明らかになっていない。
亡くなった隊員は州境付近で発生した山火事への対応に当たっていた。現場では高温、乾燥、強風という悪条件が重なり、火勢が急速に拡大していたという。州消防局は声明で、「愛する家族や仲間を失った悲しみを共有するとともに、彼らの勇気と献身、犠牲を決して忘れない」と追悼の意を表した。
米西部ではこの数日、危険な気象条件の影響により各地で山火事が相次いでいる。ユタ州南西部で発生した山火事は国内最大規模となり、370平方キロメートル以上を焼失した。火災は峡谷や山岳地帯を越えて拡大し、スキーリゾート施設や別荘などにも被害が及んでいる。
現場は急峻な崖や山腹が続くエリアで、ブルドーザーなどの重機や消防車両の進入が難しく、消火活動は難航している。消防当局は航空機による放水や地上部隊による延焼阻止を続けているものの、険しい地形が作業を制約しているという。
ユタ州ではこの1週間で山火事の発生件数が急増。州当局は28日の声明で、消防体制が限界に近づいていると警告した。気象台はカリフォルニア州からアリゾナ州、ニューメキシコ州にかけて広い範囲に赤色警報を発令し、低湿度と強風によって火災が急速に拡大する危険性が高い状況が続くと予測している。
ユタ州知事とコロラド州知事はそれぞれ非常事態を宣言し、州兵の動員や追加消防資源の投入を進めている。また、独立記念日を前に花火の使用を制限する措置も講じられた。今年に入り全米では1万2000平方キロメートル以上が焼失し、過去10年間の平均を上回るペースで被害が拡大している。当局は住民に対し、避難情報や火気の取り扱いに十分注意するよう呼びかけている。
