いよいよイギリスにサッカーが返ってくる・・・予定である

プレミアリーグおよび各チーム関係者は、6月17日からの2019-2020年シーズン再開を目指し、調整を進めている。

政府が再開を認めた場合、6月17日に「アストン・ヴィラvsシェフィールド・ユナイテッド」と「マンチェスター・シティvsアーセナル」の2試合が行われ、6月19日から21日にその他の試合が再開される予定。なお、無観客試合かつ、同リーグの定めたルールに従うなど、各種条件をクリアしたうえでの再開となる。

同リーグにおける2019-2020年シーズンの残り試合数は92試合。今シーズンは全試合無観客で開催されることがほぼ確定している。なお、試合はスカイスポーツ、BTスポーツ、BBCスポーツ、Amazonプライムで生放送される予定だ。

BBCスポーツでは1992年のリーグ開幕以降初となる、1日4試合を生中継する予定である。一方、スカイスポーツでは計64試合を生中継し、25試合を無料配信するという。

政府によるスポーツ再開のガイドラインはまだ提示されていない。具体的な発表日時は明らかにされていないが、関係者は6月最初の週末と予想している。

なお、2019-2020年シーズンは7月25日の終了を目指し、急ピッチで試合を消化する予定である。6月17日に再開されれば、毎週末および平日(計3節)に試合が行われるという。

現在首位のリバプールは勝ち点82ポイント、2位のマンチェスター・シティに25ポイント差をつける圧倒的な強さを見せており、優勝はほぼ当確だろう。なお、降格圏争いはボーンマス、アストン・ヴィラ、ノリッジ・シティの3チームに絞られている。

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カウントダウン

プレミアリーグの最高経営責任者であるリチャード・マスターズ氏はBBCの取材に対し、「我々は信じられないほど情熱的なサポーターに支えられており、皆を誇りに思う。試合は無観客で行われるため、1人でも多くの方が自宅で試合を観戦できるようにする」と述べた。なお、リーグの正確な再開日については言及せず、「必要な要件を全て満たすべく調整を進めている」とのこと。

2019-2020年シーズンが計画通りに再開された場合、同リーグには3億4,000万ポンド(約450億円)の放映料が支払われる予定。

29日、ザ・フットボール・アソシエーションは、”FAカップ”の準々決勝、準決勝、決勝の日程を発表する予定である。

欧州最強クラブチームを決めるUEFAチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグのベスト16を懸けた試合は、8月6日から8月8日に行われる予定。プレミアリーグではマンチェスター・シティとユナイテッド、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズが勝ち名乗りを挙げている。

各チームはリーグ再開に向けた本格的なトレーニングを再開し、27日から接触プレイを可とする集団トレーニングが開始された。

選手、監督、コーチ、スタッフなどに対して行われたPCR検査数はリーグ全体で2,700件以上。これまでに12人の陽性が確認されている。

PCR検査は引き続き週2回のペースで継続される。なお、陽性と判断された者は、自覚症状の有無に関わらずチームを離脱する。入院が必要な場合は必要な手続きを行い、そうでない者も7日間の自己隔離期間を設け、陰性が確認されるまでチームへの合流は許可されない。

現在、トレーニングは第2フェーズまで解禁されており、リーグおよび各チーム関係者による話し合いののち、第3フェーズ(通常のトレーニング)に進む予定である。

欧州リーグの最新情報

●セリエA、スポーツ相ヴィンチェンツォ・スパダフォーラ大臣は、6月20日からのリーグ再開を許可。試合は全て無観客で行われる。首位はユベントス、1ポイント差でラツィオが追う。

●ラ・リーガ、ペドロ・サンチェス首相は、6月8日からのリーグ再開を許可した。首位はバルセロナ、2ポイント差でレアル・マドリードが追う。

●ブンデスリーガ、5月16日に再開済み。シーズン終了まで無観客試合を継続する。首位はバイエルン・ミュンヘン、7ポイント差の2位にドルトムント。

●リーグ・アン、2019-2020年シーズンの途中終了を決定。パリ・サンジェルマンがリーグタイトルを獲得した。

●エールディヴィジ(オランダ1部)、シーズン再開は未定。

●スコティッシュ・プレミアシップ、2019-2020年シーズンの途中終了を決定。セルティックが9シーズン連続のリーグタイトルを獲得した。

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