映画界史上最大のスキャンダル、天才プロデューサーの没落

 11日、ハリウッドで大成功を収めた映画プロデューサー「ハーヴェイ・ワインスタイン」は、レイプと性的暴行の罪で23年の禁固刑を宣告された

 ワインスタインの弁護士は、5年の禁固刑ですら終身刑になる可能性があると訴え、寛容な判決を求めた。しかし、検察官は女性たちに対する「レイプと虐待の生涯」、そして「反省と後悔の欠如」を厳しく指摘、可能な限り最大の刑を科すべきと主張した。

 ワインスタインは裁判中に「深く後悔している」と述べたが、告発者たちの訴えが受け入れられ、禁固23年が言い渡された。

 2006年、ワインスタインはアシスタントの「ミリアム・ヘイリー氏」に対する性的暴行、2013年には女優の「ジェシカ・マン氏」を3度レイプした罪で有罪判決を受けた

 マン氏は、ワインスタインの弁護士について「真実を捻じ曲げ隠ぺいしようとしている」、禁固23年の刑に「被害を受けた女性たちに未来が訪れる」と述べた。

 ハリウッドで築き上げた全てを失い、投獄されることになったワインスタイン。強姦犯・レイプ魔の烙印を押され、キャリアは完全に終了した。彼は現在67歳であり、その損害を取り戻す時間は皆無に等しい。女性を食い物にした結果、正義の鉄槌を受けることになった。

 RAINN(米国レイプ・虐待・近親相姦全国ネットワーク)は、ワインスタインに宣告された禁固23年という判決に対し、「性暴力を受けた者たちにとって重要なこと。加害者を裁判にかけることで、悲惨な事例の解決、前進につながる」と声明を発表した。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク