◎週末3日間の全米興収は推定3,220万ドル(約35億円)、公開から5日間の興収は4,850万ドル(約53億円)。世界の週末興収は1億2,010万ドル(約133億円)、世界累計興収は4月5日時点で2億8,500万ドル(約315億円)を超えた。
映画「ゴジラvsコング(原題:Godzilla vs. Kong)」のワンシーン(AP通信/ワーナー・ブラザーズ)

ボックスオフィスによると、3月31日にデビューした「ゴジラvsコング(原題:Godzilla vs. Kong)」はHBO Maxでストリーミング配信されているにもかかわらず、コロナ禍最高のオープニング興収を記録したという。

同作の週末3日間の全米興収は推定3,220万ドル(約35億円)、公開から5日間の興収は4,850万ドル(約53億円)。世界の週末興収は1億2,010万ドル(約133億円)、世界累計興収は4月5日時点で2億8,500万ドル(約315億円)を超えた。

データ会社のコムスコアによると、全米の映画館の約60%が先週末に再開したという。ゴジラvsコングは3,000館以上で公開された。なお、ほとんどのスクリーンが収容率50%以下で稼働している。

ワーナー・ブラザーズによると、同作の興収は予想をはるかに上回り、2019年に公開された「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の週末興収(約4,780万ドル)に匹敵する売り上げを記録したという。

ワーナー・ブラザーズは昨年末、2021年公開の作品を全て劇場とHBO Maxで同時公開すると発表し、ゴジラvsコングは今年最初の大作映画だった。同社はHBO Maxの視聴データをまだ公開していないが、ABCニュースによると、過去最高の週末視聴者数を記録した可能性が高いという。

映画コンサルタント、フランチャイズReを運営するダビダは声明の中で、「ゴジラvsコングはコロナウイルスがなければ全米の週末3日間で5,000万ドルを稼ぎ、初週の世界興収は5億ドルを超えていたでしょう」と述べた。「現在のスクリーンの稼働率は通常の約半分です。しかし、同作は予想以上の興行収入を記録しました。人々は映画を映画館で観たいと思っています。映画館の大画面、大音量、そして迫力に勝るものはありません」

同作の中国での売り上げは特に好調で、全米公開前に世界で1億2,310万ドルを稼ぎ、モンスターバースシリーズの興収記録を更新したという。

ワーナー・ブラザーズの配給責任者、ジェフ・ゴールドスタイン氏は声明で、「映画ファンはゴジラvsコングのようなブロックバスターの公開を待っていました」と述べた。

コロナ禍の全米週末興収のこれまでの最高記録は、昨年末に公開された「ワンダーウーマン1984」の1,670万ドルだった。

ロッテントマトによると、ゴジラvsコングのオーディエンススコアは93%、トマトメーター(映画批評家スコア)は76%でフレッシュを獲得したという。

全米ボックスオフィス2021.4.2~4.4

作品名興行収入
1ゴジラvsコング
(Godzilla vs. Kong)
3,220万ドル
2The Unholy
(The Unholy)
320万ドル
3Mr.ノーバディ
(Nobody)
307万ドル
4ラーヤと龍の王国
(Raya and the Last Dragon)
205万ドル
5トムとジェリー
(Tom and Jerry)
140万ドル
6The Girl Who Believes in Miracles
(The Girl Who Believes in Miracles)
58万ドル
7ザ・クーリエ
(The Courier)
45万ドル
8カオス・ウォーキング
(Chaos Walking)
38万ドル
9ザ・クルーズ: ア・ニュー・エイジ
(The Croods: A New Age)
21万ドル
10French Exit
(French Exit)
19万ドル

作品名:ゴジラvsコング
製作:レジェンダリー・ピクチャーズ
配給:ワーナー・ブラザーズ
監督:アダム・ウィンガード
脚本:エリック・ピアソン他
上映時間:113分
日本公開:5月14日
全米公開:3月31日

出演/役名
アレクサンダー・スカルスガルド/ネイサン・リンド
ミリー・ボビー・ブラウン/マディソン・ラッセル
レベッカ・ホール/イレーヌ・アンドリュース
ブライアン・タイリー・ヘンリー/バーニー・ヘイズ
ジュリアン・デニソン/ジョシュ・ヴァレンタイン
カイリー・ホットルジア
小栗旬/芹沢蓮
チャン・ツィイー/アイリーン・チェン
カイル・チャンドラー/マーク・ラッセル

映画「ゴジラvsコング(原題:Godzilla vs. Kong)」の日本公開日は2021年5月14日(ワーナー・ブラザーズ)
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