『kenta475699』です。
九州地方に伝わる食材や料理、飲み物などを紹介します。個人的な主観で選んでいることをご理解下さい。
目次
・九州地方の食文化
・ヤバい?食材を使った料理たち
〇九州地方独特の食べ物や飲み物
1.シロウオの踊り食い(福岡県)
2.ヨーグルッペ(宮崎県)
3.冷や汁(宮崎県)
4.ふつもち(熊本県)
5.カラジュウリ(鹿児島県)
6.甘い醤油(九州南部)
7.馬肉(熊本県)
8.ワラスボ(佐賀県)
9.ワケノシンノス(佐賀県)
10.サボテンステーキ(宮崎県)
11.モミジ(大分県)
12.カメノテ(鹿児島県)
13.イソアワモチ(鹿児島県)
14.ハブ酒(沖縄県)
15.チラガー(沖縄県)
まとめ
九州地方の食文化
九州地方を代表する食材(野菜や魚介類)や料理は日本中に広く浸透しています。食材では”さつまいも”や”大分ネギ”などが有名です。料理はもっと多く、”博多ラーメン”や”ゴーヤチャンプルー”などが特に有名かもしれません。各県で食材や料理は大きく異なり、田舎ではさらに変わったものに出会える可能性があります。今回は少し変わった九州地方の食文化を紹介していきます。
九州北部にも変わった食材や料理はありますが、個人的には”南部のクセの強さ”には敵わないと思っています。自慢することか?と聞かれると困ってしまいますが、考え方によっては地方都市の武器になり得るのではないでしょうか。いきなり全国展開させるのはムリだとしても、少しずつ情報を広めることが出来れば、観光産業の切り札になる可能性を秘めているのですから。
特に変わった食材の多い宮崎県、鹿児島県、沖縄県は、日本中から観光客を誘致出来るポテンシャルを持っています。特に沖縄は日本でも5本の指に入る人気都市のひとつです。観光施設だけでなく変わった食材や料理まで食べれることが知れれば、訪れた観光客の気を引くことは間違いありません。東京や大阪などの都会に広まっていない料理を食べてもらい特殊な食文化が理解されれば、一気に全国展開されるかもしれません。ゴーヤチャンプルーは日本中に広まった代表料理といえるでしょう。九州各県には、同じようなポテンシャルを秘めた食材や料理がまだまだたくさんあります。
独自路線を行く南部に対し、北部は安定感抜群の食材と料理が多いように思えます。もちろん現地でしか味わえないものもたくさんありますが、比較的穏やか(まとも)で紹介しやすいと感じました。以上のように、九州地方の食文化は各県で大きく異なります。安定感の北部か、大穴狙いの南部か・・・私が選んだ15品は、その地方で根強い人気を誇る食材や料理たちです。しかし、あなたの口に合うかは食べてみないと分かりません。インターネットや通販では手に入らないものも多いですが、興味を持たれた方にはぜひ本場の郷土料理を味わってほしいと思います。
ヤバい?食材を使った料理たち
地元の方たちにとってはなじみの食材や料理でも、他県からは”ヤバい”と思われているものが結構あります。先日、滋賀の友人と会う機会があり”鮒寿司”をお土産に頂きました。自宅で食べるべく持ち帰ると、凄まじい匂いに家族全員が騒然となりました。”腐っている”と大騒ぎになり、近隣住民を動員してミーティングを開いたほどです。ちなみに気合を入れて一口食べると、余りの美味しさにまたしても騒然となりました。
慣れ親しんだ食材や料理が理解されないと悲しい気分になりますね。見た目が”少し変わっている”だけでヤバいと思われるのは心外ですし、何とか全国の皆さんに美味しさを伝えたくなります。しかし現実は厳しく、全国展開出来ていない”くすぶっている食材や料理”は数えきれないほどあります。前述の通り、上手くその美味しさを伝えることが出来れば、観光産業の切り札になるかもしれません。大穴を狙うと失敗時の反動が大きいため、コツコツ情報を発信し少しでも九州地方の味を日本中に広めたいと考えています。
九州地方独特の食べ物や飲み物
シロウオの踊り食い(福岡県)(目次に戻る
最初は全国的にも”ある程度”認知されている「シロウオの踊り食い」を紹介します。福岡県では非常に有名な料理(食材)であり、観光客からも高評価を頂いていると認識しています。しかし、残念ながら全国で広く認知されているとはいえません。”生きたまま魚を食べるなどけしからん”と怒る方もいます。何より”新鮮”でなければ踊り食いは出来ないため、全国展開は難しいという現実もあります。しかし、広く全国に認知されれば、シロウオの踊り食いを食べたいという理由で福岡県を訪れる方がもっと増えるかもしれません。
その食べ方ですが、生きたまま丸のみします。非常に単純明快、簡潔明瞭です。福岡県ではシロウオの水揚げがピークを迎える時期になると、子供、老人、猫までも踊り狂います。皆当たり前のようにシロウオを丸のみし、満足げな表情を浮かべるのです。この魚は死ぬと味が大きく落ちることで知られています。炊き込みご飯に入れて食べる方法もありますが、福岡県民は踊り食いをこよなく愛しています。
少し残酷な気もしますが、”頂いた命を残さず食べる”という点では、素晴らしい料理だと思います。牛肉や豚肉の骨は食べることが出来ません。彼らの命を頂いていることを考えると、”お残し”している時点で論外でしょう。福岡県民はシロウオの頭から尻尾まで、全てを美味しく頂きます。さらに、栄養面から見ても非常に優れた食べ方といえます。カルシウムやマグネシウムなどを無駄なく摂取出来るため、子供の成長にも大きく寄与しているのです。
シロウオの踊り食いは、春限定のメニューだと認識して下さい。漁獲量が最盛期を迎えると、福岡県民は皆ソワソワし始めます。それを見た観光客は間違いなく戸惑うでしょう。それだけこの料理が地域に浸透し愛されている証拠なのです。一度踊り食いを体験すると、加熱したシロウオでは満足出来なくなります。それほど美味しく、そして面白い食べ方であり、全国の皆さんにもぜひ体験してほしいと願わずにはいられません。
外部サイトへのリンク
<霧島酒造株式会社 シロウオの踊り食い>
ヨーグルッペ(宮崎県)(目次に戻る
宮崎県に本社を置く”南日本酪農協同株式会社”で作られている「ヨーグルッペ」は、九州南部では定番の乳製品飲料です。飲んだことのない人を探す方が難しいほど定着しており、今では宮崎県を代表する商品になりました。しかし、全国的な知名度は決して高いとはいえません。”ヨーグルッペなど知らん。加トちゃんぺの間違いだろう”と言われても仕方がないと思っています。東京や大阪にお土産として持っていけば、九州県民にはうけるかもしれません・・・
ヨーグルッペは、牛乳や”ヤクルト”とは違う不思議な味がします。甘いヨーグルトと牛乳を混ぜ、カルピスの爽やかさを足した感じです。私も小さい頃によく飲んでいた記憶があります。コーラやサイダーなどの炭酸飲料を飲ませるぐらいなら、ヨーグルッペの方が”100倍マシ”と母は言ってました。ヨーグルッペは牛乳と比べてもそん色ないほどの栄養素が含まれています。子供の成長と健康を考えて作られているため、身体に悪い成分は入っていません。
最近、牛乳を飲まない(飲めない)子供が増えています。事実、”好き嫌いの分かれる”飲み物の代表選手であり、私も大っ嫌いでした。”背が伸びないと女の子にモテない”と脅されて飲んだ記憶があります。しかし、安価で素晴らしい栄養素を摂取出来るため、親の立場からすると子供にはぜひ乳製品を飲んでほしいと思うものです。そんな悩める親の救世主として誕生したのがヨーグルッペでした。ヨーグルト風味で後味さわやか。さらに牛乳と肩を並べる栄養素を秘めている・・・昭和60年に誕生して以降、牛乳が嫌いな子供の成長をずっと助けてきました。
ヨーグルッペは発酵飲料のため常温でも保管出来ます。最近では少しずつ知名度を上げ、世界(一部の地域)でも販売され始めています。あとは国内に住む牛乳嫌いな子供たちの元に届けるだけでしょう。しかし少しずつ全国に流通されてるとはいえ、コンビニで売られているようなレベルではありません。この記事を読まれた方は、ヨーグルッペの素晴らしさを家族や知人に伝えて頂きたいと思います。また、子供の成長を助けるだけでなく大人でも美味しく飲めます。ビールや焼酎の代わりに摂取すれば、間違いなく健康体になれるでしょう。ただし、何事も”過ぎたるは及ばざるが如し”です。乳製品だからといって飲み過ぎもよくありません。
ヨーグルッペが気になる方、飲んでみたい方、懐かしいと思った方は、通販で普通に販売されています。多くの人に飲んで頂き認知度が上がれば、宮崎県を代表する乳製品飲料ではなく”日本を代表する・・・”になる日も近いでしょう。
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<ヨーグルッペ 公式ホームページ>
冷や汁(宮崎県)(目次に戻る
宮崎県を代表する料理「冷や汁」は、他県でも郷土料理として愛されています。夏に食べる簡単ごはんとして知られ、季節の魚を混ぜて食べるのが定番です。ちなみに、宮崎県の食べ方が鎌倉時代から伝承されている”正統派”だと言われています。しかし、美味しければ”正当もへったくれ”もありません。作り方は非常に簡単なので、全国展開しやすいのではないかと個人的に思っています。
冷たい(冷めた)味噌汁とアツアツのごはん、そしてサバや鮭などの焼き魚を用意しましょう。まず用意した魚を粉砕し(ほぐし)、ごはんの上に乗っけます。準備が出来たら冷たいみそ汁をぶっかけましょう。箸とお椀を持てば準備完了です。宮崎県に住む私の知人は、冷や汁のことを”ぶっかけ冷や汁飯”と呼んでいます。単品で食べることは決してなく、ごはんにぶっかける前提で作られるからだそうです。あとは勢いよく豪快にかっ食らえばOKですよ。
冷や汁の具材に決まりはありません。”そんなの正統じゃない”とグチグチ言う方もいますが、無視して結構です。食べられるものが入っていれば何でもOK。夏に食べる定番料理なので、季節の食材を使うのもいいでしょう。宮崎県や鹿児島県では、よく”キュウリ”が入っています。味噌汁に?と思われる方。冷や汁には案外合うので試してみましょう。そして本場(正統派)を一度食べてみたいという方は、宮崎県にお越しください。また全国各地にも冷や汁を出す専門店が存在します。”ぶっかけ冷や汁飯”は少しずつですが、日本中に広まりつつあるのです。
宮崎県民はごはんの器に味噌汁をぶっかけます。これを逆にすると冷や汁とは呼ばないそうです。知人に”食べれば一緒だろ?”と指摘しましたが、”お前は何も分かっていない”と激昂されたことがあります。それだけ宮崎県民は冷や汁に”こだわり”を持っているのでしょう。前述の専門店を訪れた際、間違っても味噌汁の器にご飯を投入しないでください。宮崎県民に見られれば、激しく罵られ罵声を浴びることになります。どうしても味噌汁の器に入れたい方は、周囲をよく確認してから行動に移しましょう。
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<宮崎市観光協会 冷や汁のかっ食らい方>
ふつもち(熊本県)(目次に戻る
熊本県の食文化に深く根付いている「ふつもち(よもぎ餅)」は、日本中で愛されている定番お菓子です。中にあんこを入れたものが特におすすめですが、中身なしでも美味しく頂けます。個人的には何も入っていない物を囲炉裏で焼いてアツアツで食べるのが好きです。熊本県では、事あるごとにふつもちが登場し食卓を賑わせてくれます。
あんこが入っていないふつもちは、色々な料理に活用することが出来ます。そのまま食べるだけでなく、ひと手間加えるのが九州南部の流儀です。澄まし汁に入れることもありますし、生地の上で焼けば”ふつもちピザ”の出上がりです。意外とおすすめなのが、”みたらし団子風あんこ入りふつもち”です。”甘いタレとあんこのコラボはイカンでしょ”と思うかもしれませんが、案外合うんですね。ただし、毎日食べるのは”デブの元”なのでやめましょう。
腹持ちのよいふつもちは、食の細いお年寄りにもおすすめしたい食べ物です。喉に詰まらせない対策は必要かもしれませんが、少しの量で炭水化物とカロリーを多めに摂取出来ることも魅力でしょう。ふつもちの作り方は、もち米に粉砕したよもぎ(冷凍でOK)を混ぜ合わせ練り上げるだけです。”保存食”としても非常に優秀で、冷凍すれば数カ月、常温でも1カ月以上は余裕でもちます。ただし、あんこが入っているものは早めに食べましょう。カロリーの高いふつもちは、台風や地震等の自然災害時にも大活躍しているのです。
日本中に浸透しているふつもちは、熊本県を代表する郷土料理です。もち米とよもぎがあれば作れますし、加工されたものもスーパー等で簡単に購入出来ます。あとは人気を不動のものにし、日本だけでなく世界にも展開されれば、”火の国熊本にふつもちあり”と言われる日も近いでしょう。最後に、熊本県を象徴する観光地”阿蘇カルデラ”を少しだけ紹介します。世界でも類を見ない”超巨大火口の中にある街”では、雄大な自然の営みと動植物を見ることが出来ます。観光で訪れた際には、ふつもちを携行して阿蘇カルデラを散策しましょう。小腹が空いたときに食べれますし、万一遭難した場合にもあなたの命を繋いでくれるはずです。
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<熊本の特産品 もっと、もーーっと!くまもっと。>
カラジュウリ(鹿児島県)(目次に戻る
沖縄県から伝わったといわれる「カラジュウリ」は、鹿児島県の奄美大島で伝承される郷土料理です。私も数回しか食べたことがありません。本土で食べたことはなく、知っている方も少ないように思えます。正直、日本中に広めることは難しいかもしれませんが、せっかくなので紹介させてもらいました。カラジュウリは山羊の血と肉を炒めた料理です。
私が食べたカラジュウリには、モヤシとニラとキャベツが入っていました。調味料は塩やしょうゆ等を使っていますが、その中でも中心的存在となるのが山羊の血です。”血肉を喰らうなどあり得ん”とベジタリアンなら発狂するところでしょう。可愛い山羊の肉(特にメスがおすすめ)に生き血をぶっかけて炒めれば、凄まじいコクとうま味が出るカラジュウリが完成します。仕上がりは”色の濃い野菜炒め”にしか見えません。おすすめしたい分量は、”肉7:野菜3”です。
血は新鮮でなければ使えないので注意しましょう。山羊肉は精肉店等でも購入出来ます。なお、自分で”解体出来る”という方は、山羊を購入してもOKです。”そんな恐ろしいことムリだ”という方でも、血だけ譲ってもらえば大丈夫です。準備が整ったらフライパンに肉を投入して炒めましょう。しっかり火が通たら、野菜を入れさらに炒めましょう。好みで塩やしょうゆ、コショウ等をいれ、最後に血をぶっかけます。満遍なく火が通れば出来上がりです。
山羊の肉を食べると精力がつきます。生き血を飲むとさらに凄いらしいですが、さすがに挑戦したことはありません。疲れの溜まっている方や、”今晩頑張りたい”という方におすすめしたい料理です。ただし、血圧の高い方や出産間近の方は気をつけましょう。カラジュウリの強烈なパワーと塩分は、血圧を上げる効果もある為です。最後に究極の山羊料理と呼ばれる”山羊刺し”を少しだけ紹介します。まず、解体仕立ての新鮮なお肉でなければ、生では食べれません。沖縄県にも山羊刺しの食べれるお店があるらしいので、興味のある方はぜひ!
外部サイトへのリンク
<世界に誇れる奄美の魅力 ホームページ>
甘い醤油(九州南部)(目次に戻る
「甘い醤油」は、九州地方を代表する特産品のひとつです。南に行くほど甘くなる傾向にあり、鹿児島県で使われている醤油は”しょっぱさ”を全く感じません。特産品の”黒砂糖”がふんだんに使われており、甘い醤油で食べる刺身や冷ややっこは絶品ですよ。なお鹿児島県ほどではありませんが、宮崎県でもかなり甘い醤油が流通しています。逆にしょっぱい醤油を探す方が難しいぐらいです・・・
九州県民は都会(東京や大阪)に出ると、まず醤油がしょっぱい(辛い)ことに驚きます。”人間の食べるものではない”と奇声を上げても、都会人に鼻で笑われるだけでしょう。”郷に入れば郷に従え”の通り、我慢してしょっぱい醤油を使い続けるしか手はありませんでした。しかし、最近は全国にも甘い醤油が流通しつつあります。九州県民の愛した味を東京や大阪でも堪能出来るのです。居酒屋等で出される”鳥刺し”は、甘い醤油で頂くことが一般的になってきました。
究極の甘さを求めるなら鹿児島県の醤油を、ちょっと甘い位がいいという方はその他の県で流通しているものをおすすめします。ちなみに”サトウキビ”収穫量全国一の沖縄県では、甘い醤油はあまり好まれていません。”サーターアンダギー”や”ちんすこう”などの甘い食べ物が多いため、醤油ぐらいはしょっぱくしたいと思ったのかもしれませんね。
鹿児島県産の甘い醤油を飲みたいという方は、Amazon等で購入しましょう。しかし、その気になれば普通の醤油に砂糖を入れれば自分で作ることも出来ます。配分等は自分の好みで調整し、ベストの味を見つけましょう。ただし糖分の取り過ぎは身体に良くありません。
都会に住むと地元の懐かしい味が恋しくなるものです。なお、私の好みは”藤安醸造株式会社”で製造されているヒシク醤油です。気になる方は下記のリンクからホームぺージにアクセスして下さい。
外部サイトへのリンク
<鹿児島の甘口醤油 藤安醸造株式会社 公式ホームぺージ>
馬肉(熊本県)(目次に戻る
熊本県は日本一の「馬肉」生産地として有名です。食用として飼われている”お馬さん”の数も多く、市街地でもよくその姿を目撃します。ちなみにサラブレットは食べても美味しくありません。食用のお馬さんは穏やかな環境でゆったりと育っているため、肉質と味もマイルドに仕上がるのです。馬肉は豚や鶏肉に比べると希少で値段も高いですが、今では日本中に流通しています。東京や大阪でも”馬肉専門店”があちこちにありますしね。
熊本県を訪れた際には、ぜひ新鮮な”馬刺し”を食べて頂きたいと思います。口に入れると、引き締まった筋肉と甘い脂肪の風味が混じり合い、誰もが恍惚の表情を浮かべます。馬肉未経験者の方は、”マッスルな馬の肉に手を出すなど愚の骨頂”と食わず嫌いを言う傾向にありますね。一度口にすれば、自分が間違っていたと直ぐに気づくはずです。とろける様な”うま味”と触感を体験したその日から、馬に足を向けて寝られなくなります。
馬刺し以外にもおすすめ料理はたくさんあります。”しゃぶしゃぶ”にすれば、赤身と脂のハーモニーが口いっぱいに広がります。また、焼肉、煮物、炒め物など、あらゆる料理の食材として利用することも出来ます。馬肉料理専門店に行けば、もっと変わったメニューに出会えるかもしれません。さらに上のレベルを目指したいという方は、お馬さんたちが飼育されている牧場にも足を運びましょう。広大な自然の中、元気に走り回っている姿を見れば、”命を頂いている”ことの大切さと尊さを理解出来るはずです。子供の教育にも素晴らしい効果を発揮するので、家族皆で食用馬の姿を見に行きましょう。
馬肉の素晴らしい点は、生で食用出来ることだけではありません。ボディビルダーの方たちが常に意識している”タンパク質”を豊富に含み、さらに脂肪分が少ないのです。食用に育てられた馬たちも実は筋骨隆々で、無駄な脂肪がほとんどついていない証拠ですね。ビタミンやミネラル、亜鉛などを豊富に含み、たくましく成長したい男たちの強い味方になってくれるでしょう。もちろん子供の成長に欠かせない栄養素もしっかり含んでいます。身体を鍛えたい方、そして子供の成長を願う方は、ぜひ馬肉を食卓に取り入れましょう。
外部サイトへのリンク
<熊本馬刺しドットコム 公式ホームぺージ>
<【熊本】馬刺しが美味しいおすすめ9店!ご当地グルメも食べられる!>
ワラスボ(佐賀県)(目次に戻る
珍味レベルMAXの「ワラスボ」は、佐賀県が猛プッシュする特産品のひとつです。日本では有明海にのみ生息する”おどろおどろしい”魚で、見た目は”リドリー・スコット監督”が生み出した伝説の映画”エイリアン”に出てくる”ネバネバした奴ら”そっくりです。”地球はエイリアンに滅ぼされるのか?”と思った方もおられるでしょう。しかしご安心下さい。ワラスボはとっても美味でセクシーな味がします。そして彼らを美味しく頂くのは我々人間です。
エイリアンそっくりの魚は、佐賀県民以外にはあまり認知されていません。しかし最近になって少しずつ知名度を上げてきました。理由は前述の通り佐賀県が猛プッシュしている為です。有明海といえば”ムツゴロウ”が有名ですが、最近はワラスボが覇権を奪うべく勢力を拡大しています。映画エイリアンが好きな方もそんなに好きではない方も、まずは佐賀県の特産品になりつつある魚を食して下さい。
ワラスボの食べ方は刺身、寿司、かば焼きなどがあるそうです。”知らんのか?”と聞かれると、返す言葉がありません。残念ながら、”干物”以外は食べたことがないのです。佐賀県民以外にはなじみがなく、名前すら知らない方もザラにいる魚ですからね・・・ワラスボの刺身を食べたことのある知人曰わく、普通に美味しかったそうです。”モニュモニュ”した触感がクセになるとのことでした。ちなみに干物は、うま味成分が凝縮されており酒の肴に最適です。
ワラスボが気になり始めた方は、ぜひ佐賀県に足を運んでください。また、旅行は難しいという方の為に、通販等でも販売されています。”グロい魚はムリ”という場合でも、干物を細かく砕いた”ふりかけ”であれば大丈夫でしょう。もしかすると、突然人気が爆発し手に入りにくい魚になる可能性もあります。漁獲量は決して多くないため、知名度の低い今こそ食べ時です。
佐賀県はこれまで”存在感がない”、”どこにあるか分からない”など、不遇な扱いを受けてきました。しかし、ワラスボの認知度が上がってきたことで、”エイリアンに会える県”としての地位を固めつつあります。私も2019年中に必ずワラスボの刺身を食べると誓いました。珍味レベルMAXの「ワラスボ」に会いたい方は、下記のリンクをクリックしましょう。
外部サイトへのリンク
<WARASUBO 公式ホームぺージ>
ワケノシンノス(佐賀県)(目次に戻る
珍味の宝庫として知られる”有明海”に生息する「ワケノシンノス」は、地元に方々に愛されてきた食材のひとつです。佐賀県に古くから語り継がれ、他県の者はその存在すら知らないと言われています。生ける伝説として君臨してきたワケノシンノスは”イソギンチャク”の一種であり、古くから地元民に親しまれてきました。”若者の(ワケノ)アナル(シンノス)”という名がついた理由は諸説あります。興味のある方はインターネットで検索して下さい。
有明海には、食用されている魚介類がたくさんいます。皆珍味として、主に地元で取引されています。特に知名度の高い”ムツゴロウ”も食用として通販等で購入出来ますよ。しかし、すべての魚介類が全国に流通している訳ではありません。漁獲量の問題もありますし、味は良くても知名度が低いため売れない食材は多々あります。残念ながらワケノシンノスもまだまだ全国区とは言えません。しかし、その底知れぬ実力が公になった時、日本中が大騒ぎになるでしょう。味噌汁や煮物、から揚げ等にして食べれば、有明海の雄大な自然と海の香りが口いっぱいに広がりますよ。
最近では”非常にマニアックな食材”として少しずつ知名度を上げてきましたが、”海の守護者イソギンチャクを食べるなどあり得ぬ”と憤怒の炎を燃え上がらせる方もいると聞きます。しかし、アジア圏では非常にポピュラーな食材として流通しており、独特な食感が多くの方に好まれています。ワケノシンノス自体に味はほとんどなく、料理の食材に採用しやすいのかもしれません。素晴らしい栄養素を含んでいる点も見逃せません。
料理の食材に採用しやすく、”若者の(ワケノ)アナル(シンノス)”というセクシーな名前。そして他に類を見ない素晴らしい栄養。佐賀県民に愛されてきた有明海の生ける伝説は、全国展開されるべき要素を全て含んでいます。漁獲量は決して多くありませんが、日本中から親しまれる食材になれば東京や大阪の飲食店やスーパーに並ぶ日がくるかもしれません。佐賀県を訪れた際には、ぜひワケノシンノスをご賞味下さい。”若者のアナル”がどれほど美味か、実際に体験してほしいと思います。
外部サイトへのリンク
<佐賀県×珍魚苑 公式ホームページ>
サボテンステーキ(宮崎県)(目次に戻る
観葉植物として有名な”サボテン”。全身から生えたトゲと、水をほとんど必要としない不思議な生体が相まって、今では日本中に流通しています。その人気は凄まじく、家電量販店や大型商業施設、果てには100均ショップでも購入出来るようになりました。そして、そんな愛らしい姿で人々を魅了するサボテンを美味しく頂こうと考えたのが宮崎県民です。”観葉植物を食べるなど鬼畜の所業”と涙を流す方もおられるかもしれません。
「サボテンステーキ」は、宮崎県日南市にある”サボテンハーブ園”で食することが出来る料理です。”折角育てたものをなぜ食べるのか”と吠える方、牛や豚、鳥、魚、大きく育ったら我々は美味しく頂きますよね。宮崎県民はサボテンの命を、”ありがたく頂いている”のです。ただ殺すのは言語道断。生きていく為に”命をいただいている”と理解しなさい。サボテンステーキに文句を言われる方に、動物や野菜を食べる資格はありません。空気を食べて生きる”仙人”になるといいでしょう。
宮崎県民には多くの特産品があります。そのため、サボテンステーキは”超マニアック料理”として扱われるようになり、知名度は決して高くありません。私も興味本位で一度食べたことがある程度です。宮崎県でステーキと言えば、”宮崎牛”をイメージされる方がほとんどでしょう。超高級肉として知られており、九州南部を支配する鹿児島黒牛、熊本牛と激しい勢力争いを繰り広げています。未知の可能性を秘めたサボテンステーキも、”BIG3”の前ではまだまだ新参者です。しかし、数年後にはサボテンステーキが領土を拡大させているかもしれませんよ。
サボテンステーキを食べたい方は、宮崎県までお越しください。間違っても飼っているサボテンを捌いてはいけません。トゲを処理する手間等を考えれば、専門店で頂く方が無難でしょう。今回この料理を紹介した理由は、前述の通り、無限の可能性を秘めていると感じたからです。サボテンステーキ自体に味はほとんどなく、タレを食べているような感じもします。しかし、世界中に植生しているサボテンを美味しく頂くことが出来れば、将来食糧危機等が起きた際にも食べ物に困ることはありません。日本中に流通したトゲトゲの観葉植物が人類を救うかもしれませんよ。
外部サイトへのリンク
<宮崎県 サボテンハーブ園 ホームページ>
モミジ(大分県)(目次に戻る
全国でもトップクラスの知名度を誇る温泉街”別府&湯布院”が有名な大分県には、素晴らしい特産品がたくさんあります。”大分シイタケ”は超有名ブランドになっています。その他の有名特産品としては、”とり天”や”からあげ”が挙げられるでしょう。しかし、今回は有名どころではなく”マニアック料理”として愛されている「モミジ」を紹介したいと思います。
”さすがは大分だ。紅葉を楽しむだけでなく食べてしまうのか?”と思われた方。モミジの葉を食べる訳ではないのであしからず。大分の郷土料理モミジは、”鳥の足”を使っています。とり天やからあげほどの知名度はありませんが、軟骨のような食感と濃いタレの味わいはクセになること間違いなしです。沖縄料理の定番”豚足”と同じようにコラーゲンが豊富で、タンパク質やビタミンなどの栄養素も非常に豊富です。大分県民は鳥の命を無駄にしません。肉はとり天やからあげ、骨はダシを取り最後は粉砕されて肥料に、そして食べられないと思われた足まで美味しく頂くのです。
モミジは古くから大分県民に親しまれてきました。居酒屋の定番メニューでもあり、濃いタレとコリコリの食感は、ビールの肴にピッタリです。命を捧げた鳥たちも、骨の髄まで食べ尽くされて満足だと言っていました。前述の通りコラーゲンが豊富に含まれているので、女性が食べれば艶々お肌を手に入れることが出来るでしょう。濃い味付けが苦手な方は、モミジの煮物やスープなどもあります。地域に根付いている食材なので、他にも様々な調理方法が存在します。大分県に飲食店に行けば体験出来るかもしれませんよ。
酒の肴として愛されているモミジは、通販等で販売され始めたことで知名度がジワジワと上がってきました。鶏肉は日本中に流通していますが、鳥の足もスーパーで売られる時代がくるかもしれません。大分県を訪れた際にはぜひモミジを食して下さい。高級料理ではないので、肩肘張って食べる必要もありません。見た目のインパクトと味のギャップに驚いていただきたいと思います。モミジは、その気になれは日本中で作ることの出来る料理です。大分発の”マニアック食材”が全国区になる日はすぐそこまできています。
外部サイトへのリンク
<日田の鶏足 樋口商店ホームページ>
カメノテ(鹿児島県)(目次に戻る
毎年多くの観光客を受け入れている鹿児島県の少し変わった特産品「カメノテ」は、知る人ぞ知る不思議な食材です。”ウミガメを食べるんじゃねぇ”と、激おこプンプン丸になる方もおられるでしょう。ご安心ください。カメノテと”亀の手”は別物です。鹿児島県民はウミガメを家族と同じように愛しています。産卵時期になれば海岸線のパトロールし、ゴミ拾いを行って準備を整えてあげるほどです。
鹿児島県とウミガメは切っても切れない関係にあるため、手をかけることは決してありません。”まさか外来種のミドリガメを食べるのか?キモい”と思われた方。カメノテは外洋の岩場に生息する甲殻類の一種です。日本近海での生息地域は限られており、鹿児島県以外ではほとんど知られていません。非常にマニアックな食材ではありますが、一口食べれば度肝を抜かれ腰砕けになること間違いなしです。それほど美味しく、なぜ全国展開されていないのか不思議に思うはずです。
珍味として知られるカメノテは、漁獲量が少なく養殖も出来ません。そのため鹿児島県内でも”名は知っているが食べたことはない”という方がたくさんいます。松茸やアワビのような超高級食材ではありませんが、普通の生鮮食品店ではまず購入出来ません。自分で調理するのではなく、カメノテ料理を扱っている飲食店に向かう方が無難ですね。市場に出回る量は少ないですが、探せば必ず食べれると覚えておきましょう。
調理方法ですが、汁物の具もしくは煮物が一般的です。個人的には食材本来の味を楽しめる汁物をおすすめします。そして調理後の姿を見た瞬間、”本当に食べれるのか?”と疑問に思うはずです。亀の手そっくりの姿は決して可愛いとは言えません。しかし、覚悟を決めてひとかじりすれば、余りの美味しさに眼球は飛び出し、心臓は激しく脈打つはずです。なお、爪のように見える部分は食べないで下さい。カメノテが気になる方は、鹿児島県に来ていただくか通販等で購入を検討しましょう。鹿児島県初のマニアックな食材が全国を支配する日は、そう遠くないかもしれません。
外部サイトへのリンク
<鹿児島県のカメノテに関連するお店 食べログ>
イソアワモチ(鹿児島県)(目次に戻る
鹿児島県のマニアックな食材のひとつ「イソアワモチ」は、沖縄や奄美大島などで捕れる不思議な軟体動物です。なお、本州でも生息している地域はあります。しかし、食しているのは九州南部だけのようです。その見た目ですが、ウミウシもしくは”大きなナメクジ”をイメージして下さい。”寄るな基地外め”と蔑みの目を向ける方が大半でしょう。しかし、イソアワモチは知る人ぞ知る珍味として一部の地域で愛されているれっきとした食材なのです。
本州で食用にされなかった理由は、グロテスクな見た目と、他に海の幸はいくらでも捕れる為です。好き好んで大きなナメクジを食べなくても、美味しい魚介類はいくらでもいますからね。なお、鹿児島県本土に住む者もイソアワモチはほとんど食べません。スーパー等で購入することは出来ず、食べたければ自分で捕獲する必要があります。希少な生物ではないので、生息地に行けば誰でも捕まえることは可能です。しかし、本土に流通することはほとんどありません。
イソアワモチの大きさは様々です。動きは非常にスローで、夜になると浜辺や岩場にノソノソと現れます。捕まえても抵抗はせず噛むこともありません。袋の中に必要数を納めてさっさと退散しましょう。彼らは軟体動物であり、”殻(甲羅)”はもっていません。しかし、身体の表面を覆っている海苔やコケは固くて食べられないので注意しましょう。なお、内臓はかなり苦いため取り出した方が無難です。捕縛したイソアワモチたちは全く抵抗の素振りを見せず、自宅のキッチンに並べることが出来るはずです。まずはしっかり塩もみして身体のヌメリを落としましょう。
塩もみすると、大きさが半分以下に縮みます。この時点でイソアワモチは天に召されていることを認識しましょう。以降の調理方法は好みで変更可能です。私は一度茹でてから内臓を取り除きます。そして、身体の表面についた海苔やコケをしっかりと取り除きます。下処理が終われば、食べやすいサイズに切りましょう。このまま刺身醤油で頂くことも出来ますし、炒め物に混ぜても結構です。ただし火を通し過ぎると固くなるので注意しましょう。海の香りを楽しみたい方は茹でた状態で。苦手な方は野菜などと一緒に炒めて食べましょう。
最後にイソアワモチは通販等でも購入することは出来ません。食べたい方は自分で捕獲するか、鹿児島県もしくは沖縄県まで出向く必要があります。九州南部を代表する珍味に興味のある方はぜひ!
外部サイトへのリンク
<イソアヤモチとは>
ハブ酒(沖縄県)(目次に戻る
鹿児島県の奄美近郊と沖縄県にのみ生息する”ハブ”を焼酎に漬け込んだ禁断の飲み物「ハブ酒」は、全国の愛酒家に羨望の眼差しを受け続けています。見た目はグロいですが、味は”宇宙創世(ビックバン)を感じさせる”と言われており、危険を好む男たちに愛されてきました。猛毒を持つハブと焼酎をコラボさせた結果、沖縄県を代表する特産品が生まれたのです。
本州で愛飲されているマッドのお酒”マムシ酒”も似たような製法で作られています。個人で漬け込んでいる方もおり、希少価値の高い”赤マムシ”は高値で取引されることが多いです。しかし、危険な匂いに敏感な愛飲家たちにとって、ハブ酒は”別格”と言われています。まず、ハブを捕獲できる地域は限られており、個人で漬け込むことは非常に難しいです。さらに完成するまで数年かかり、市場に出回る量が少ないことも関係しています。ハブ酒造りは、かなりの手間と人件費がかけられているのです。
私も小さい頃にヘビをよく捕まえていました。頭を押さえ軍手に突っ込むだけなので非常に簡単ですよ。彼らは後退出来ないため、狭いスペースに頭を押し込めばジ・エンドです。なお、マムシを捕まえ焼酎に漬け込んだこともありますが、美味しマムシ酒は作れませんでした。
マムシを水の入った容器の中に入れ、体内の汚れや排泄物を全て取り除くのに数カ月かかったことを覚えています。ヘビたちは水中でも長期間生き延びます。もちろんハブ酒に使われるハブも同様です。体内の汚れを全て取り除き、下準備完了に数カ月。その後ようやく焼酎に漬けることが出来ます。なお、”かば焼き”にして食べる猛者もいるようなので、興味のある方は沖縄県を訪ねてみましょう。
ハブ酒を適量飲めば、強烈な強壮効果を発揮します。アルコールにハブのエナジーが注入されており、一口飲めば心拍数は上昇、下半身に血液が集まるのです。しかし飲み過ぎると逆効果なので注意しましょう。沖縄県を訪れた際には、その威力をぜひ体感してほしいと思います。手間ひまかけられて造られたハブ酒には、子孫繁栄の願いが込められています。
外部サイトへのリンク
<おきなわ・ワールド 公式ホームページ>
チラガー(沖縄県)(目次に戻る
今や全国区となった沖縄料理の代表、ゴーヤチャンプルーとミミガー。特に前者は調理も簡単、食材も安くおまけに美味しいと、家庭料理の定番になりました。個人菜園でゴーヤ(にがうり)を栽培している方も多く、”緑のカーテン”は温かい日本の気候にピッタリです。栄養素も素晴らしく、他の野菜を蹂躙する異次元の破壊力を秘めています。しかし、今回紹介するのはゴーヤでもゴーヤチャンプルーでもありません。
沖縄県民から愛されている食材「チラガー」も、少しずつではありますが全国展開されつつあります。ネット通販でも購入出来ますし、値段も安価、コラーゲンたっぷりと、実力も申し分ありません。しかし、なぜか敬遠されることが多い食材なのです。その理由は一目見て頂ければ理解出来るでしょう。
”豚の顔”が市場に並んでいる様は、まさに圧巻の一言。”お面”と勘違いされる方もいるほどです。しかしグロい見た目とは裏腹に、食材としてのレベルは非常に高く、ぜひ多くの方に食べて頂きたいと個人的には思っています。”豚さんの顔をはぎ取るとは、この人もどきめ”と刀を抜く侍もいますが、文句は食べてから言いましょう。
チラガーには、コラーゲンやビタミンなどの栄養素が豊富に含まれています。生で売られているものは調理が必要ですが、”燻製”されたものであれば、そのままかじりつくことも出来ます。ぶつ切りにし、煮物や炒め物にしてもヨシ。塩茹でにすれば酒の肴にもなります。食感はモニュモニュしており、噛めば噛むほどうま味が溢れ出してきますよ。ちなみにミミガーはコリコリした食感が特徴的です。名前と味はよく似ていますが、ひと噛みすればその違いは歴然としています。
顔を切る(調理する)ことに抵抗のある方は、調理済みチラガーの購入をおすすめします。切り刻まれた状態であれば、豚さんの顔を拝む必要もありません。また本場の味を体験したい方は、日本中に広まっている沖縄料理店を利用しましょう。家庭でも独特な味付けの再現は可能ですが、プロが作った料理はやはり一味違います。コラーゲンたっぷりのチラガーを食べて、常人離れした艶々お肌を手に入れましょう。
外部サイトへのリンク
<沖縄ハム総合食品株式会社 公式ホームページ>
まとめ
九州地方の独特な食材や料理、特産品などを紹介しましたが、興味を持っていただけましたか?個人的には、全国展開されている知名度の高いものより、現地でしか手に入らない”マニアックなもの”を推奨したいと思っています。グロい食材はムリという方でも、美味しさを知れば考えが変わるかもしれません。観光等で九州を訪れた際には、ぜひその地域独自の食文化を体験して下さい。最後までお読みいただきありがとうございました。