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▽この火災は24年5月12日の午前3時30分頃に発生。約1400店舗が入るモールが全焼した。
2024年5月12日/ポーランド、首都ワルシャワ近郊、火災が発生したショッピングモール(AP通信)

ポーランド外務省が12日、駐ロシア大使を召喚し、クラクフの在ロシア領事館を閉鎖するよう命じた。

ポーランドの捜査当局は前日、首都ワルシャワ近郊のショッピングモールで昨年5月に発生した大規模火災について、「ロシアの諜報機関による放火であった」と明らかにしていた。

この火災は24年5月12日の午前3時30分頃に発生。約1400店舗が入るモールが全焼した。

出店者の多くはベトナム出身で、ワルシャワのベトナム人コミュニティに悲劇をもたらした。

ロシアは放火事件への関与を否定。ポーランド政府を「ロシア恐怖症」と呼んだ。

両国の関係は22年にロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、悪化の一途をたどっている。ポーランドはウクライナと国境を接し、西側によるウクライナ支援の拠点となっている。

ポーランド外務省の報道官は12日の記者会見で、「ロシア大使を召喚し、クラクフの領事館を30日以内に閉鎖するよう命じた」と語った。

シコルスキ(Radek Sikorski)外相はその後、X(旧ツイッター)に声明を投稿。「ロシアの諜報機関がモール放火を起こした確実な証拠があるため、私はクラクフのロシア領事館を閉鎖するよう命じた」と書いた。

またシコルスキ氏は「このような攻撃が続くようであれば、政府はさらなる行動を起こす用意がある」と述べた。

捜査当局によると、この事件に関与した一部の容疑者は勾留中。残りは捜索中とのこと。身元と認否は明らかにしていない。

当局はこの放火を「ロシア諜報機関から指示された組織的な妨害工作の一部」と説明している。

当局は容疑者の一部がリトアニアでも妨害工作を行ったとみて、リトアニア当局と連携して捜査している。

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