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▽専門家はこの資料がナチスの国際金融ネットワーやホロコーストのまだ知られていない側面についての手がかりになるかもしれないと指摘している。
アルゼンチンの最高裁判所が公開した写真、ナチスドイツの資料を確認する裁判所職員(ロイター通信)

第2次世界大戦中にアルゼンチン当局が押収したナチスドイツの資料数十箱が首都ブエノスアイレスの最高裁判所の地下室で最近発見された。最高裁が11日、明らかにした。

それによると、この83箱は1941年6月に在日本・ドイツ大使館から日本の蒸気船でアルゼンチンに送られたものだという。

最高裁は声明で、「当時の税関当局はこの資料がアルゼンチンの中立的な立場に影響を与えることを恐れ、無作為に5つの箱を検査したようだ」と述べた。

その結果、ヒトラー政権の絵葉書、写真、プロパガンダ資料、ナチスのノート数千冊が確認され、判事はこの資料を没収し、最高裁に委ねた。

なぜこの資料がアルゼンチンに送られたのか、最高裁がその時どのような措置をとったのかは明らかになっていない。

それから84年後、最高裁の地下室で資料を整理していた職員が偶然この箱を見つけた。

最高裁はブエノスアイレスのホロコースト博物館にこの資料の整理と目録作成に参加するよう求めている。

専門家はこの資料がナチスの国際金融ネットワーやホロコーストのまだ知られていない側面についての手がかりになるかもしれないと指摘している。

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