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▽現場は南キブ州のタンガニーカ湖周辺。9日の午前5時頃に洪水が発生し、いくつかの集落が押し流された。
2024年1月2日/コンゴ民主共和国、東部・南キブ州の集落(AP通信)

アフリカ中央部・コンゴ民主共和国の東部・南キブ州で発生した洪水について、地元当局は11日、これまでに100人以上が死亡したと明らかにした。

現場は南キブ州のタンガニーカ湖周辺。9日の午前5時頃に洪水が発生し、いくつかの集落が押し流された。

南キブ州政府の担当者は声明で、「地元民兵やボランティアが行方不明者を捜索した結果、これまで100人以上の死亡が確認された」と述べた。

当局は10日の声明で62人が死亡、50人が行方不明になっていると報告していた。

AP通信によると、赤十字が行方不明者の捜索を支援しているという。

被害の全容は明らかになっておらず、行方不明者の捜索が続いているかも分からない。

南キブ州は今年2月以来、同国最大の反政府勢力M23(3月23日運動)の統治下にある。今回洪水が発生した地域にM23は入っていないが、事実上統治下にあるとされる。

この地域では8日夜から9日朝にかけて大雨となり、主要河川が氾濫したと伝えられている。

コンゴでこのような自然災害は珍しくなく、アクセスの問題で陸軍や警察による救助活動が行われないこともある。特に武装勢力が支配する地域では事故や自然災害が発生しても救助活動はほとんど行われない。

コンゴ東部では国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのある過激派など、120以上の武装勢力が活動している。

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