▽イスラエル政府はコメントを出していない。
.jpg)
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は11日、イスラエル軍が港湾都市ホデイダを空爆したと発表した。
それによると、イスラエルは空爆前にこの地域の住民に避難勧告を出していたという。死傷者の情報はない。
イスラエル政府はコメントを出していない。
フーシ派メディアはホデイダが空爆を受けたという情報はないと報じている。
フーシ派は2日前にイスラエルに向けてミサイルを発射。イスラエル軍は防空部隊がこれを撃墜し、負傷者や建物被害はなかったと報告している。
フーシ派は先週初めにもテルアビブに向けてミサイルを発射。ベングリオン国際空港近くに着弾し、少なくとも8人が負傷していた。
トランプ(Donald Trump)米大統領は先週、フーシ派への空爆を停止すると発表。ホワイトハウスの記者団に対し、「フーシ派は紅海を航行する船舶への攻撃をやめることで合意した」と語った。
フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区への攻撃を再開したことを受け、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開すると主張。トランプ氏はこれを受け、フーシ派に対する軍事作戦を開始した。
米中央軍(CENTCOM)は3月15日にフーシ派への攻撃を開始して以来、首都サヌアやホデイダなどを1000回以上空爆。フーシ派は300人近くが死亡したと報告している。
4月18日の空爆では少なくとも74人が死亡、171人が負傷したとされる。
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を100回以上攻撃した。
この間、フーシ派は2隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも4人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。