▽ワインは43歳。再選を目指すと見られているムセベニ大統領に挑むことになる。
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アフリカ東部・ウガンダの野党党首ボビ・ワイン(Bobi Wine、本名:ロバート・キャグラニ)氏が来年の大統領選挙に出馬すると表明した。
ワイン氏はロイター通信のインタビューで、「来年の大統領選に挑戦する予定であり、欧米諸国は独裁者をもっと厳しく批判すべきだ」と語った。
ワインは43歳。再選を目指すと見られているムセベニ(Yoweri Museveni、80歳)大統領に挑むことになる。
ワイン氏は「野党を代表して大統領選に出馬する用意がある」と述べ、野党統一候補として出馬する意欲を示した。
またワイン氏は「ムセベニ政権の悪事を暴き、暴露し、市民を鼓舞し、この国を解放するために、できる限りのことをするつもりだ」と強調した。
ワインは2021年の前回選挙で2位。ムセベニ政権が票を操作し、野党支持者を暴行・脅迫することで支持を集めたと主張。最後まで結果を認めなかった。
1986年から国を統治する元軍司令官のムセベニ氏は野党の主張と非難を一蹴している。
ワイン氏は野党支持者や関係者の拉致、不法拘留、拷問など、ムセベニ政権による人権侵害がエスカレートしていると指摘。それを糾弾しない欧米諸国を批判した。
ワイン氏のボディガードとされる男性は先月末、首都カンパラ近郊で武装集団に拉致され行方不明になっている。
ワイン氏の政党「国家統一プラットフォーム(NUP)」は声明で、この男性が誘拐されたことを確認した。