▽投票は午後7時に締め切られ、開票作業は48時間以内に終了する見込みである。
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アルバニアで11日、議会選挙(一院制、定数140)が行われた。
投票は午後7時に締め切られ、開票作業は48時間以内に終了する見込みである。
4期目を目指すラマ(Edi Rama)首相は5年以内にEU加盟を目指すという野心的な公約を堅持。保守派は賃上げを優先すると誓い、与党・社会党を「左翼ゲリラ」と批判している。
登録有権者は約370万人。今回初めて海外の有権者も投票できるようになり、郵送で投票用紙を投函した。
有権者は3つの連合を含む11の政治グループを代表する2046人の候補者の中から140人を選出する。任期は4年だ。
午後6時時点の投票率は41.37%で、2021年より5%高かった。
汚職の罪に問われている野党・民主党のベリシャ(Sali Berisha)元首相は社会党によるティックトック(TikTok)禁止令を批判し、米国の大物を雇い、激しい選挙戦を展開した。
投票はおおむね平和的に行われ、全国の候補者や一部の支持者を巻き込んだ小競り合いがいくつか報告されただけだった。
アルバニアでは昨年11月、14歳の少年がティックトックの動画をめぐって同級生と口論になり、刃物で刺殺する事件が発生。政府はこの事件を受け、教師や保護者らとSNSの在り方について議論する全国対話を開始した。
最新の世論調査によると、社会党は野党に圧勝する可能性が高い。
米国務省は2021年、ベリシャ政権時代(2005年~2013年)に発覚した数多くの汚職を非難し、ベリシャ氏とその関係者を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定。イギリスも同じ措置を取っている。