▽EU最大の経済規模と人口を誇るドイツとフランスは長い間EUを支えてきたが、ここ数カ月は両国の指導者が国内問題に振り回される中、その活力を失っていた。
とメルツ独首相(AP通信).jpg)
ドイツのメルツ(Friedrich Merz)新首相が7日、フランスの首都パリでマクロン(Emmanuel Macron)大統領と会談し、外交デビューを飾った。
メルツ氏はポーランドのトゥスク(Donald Tusk)首相とも会談し、ウクライナ支援やトランプ米政権による貿易戦争に反対する欧州統一戦線を再確認する予定だ。
メルツ氏とマクロン氏はEUを固く信じる者同士であり、トランプ(Donald Trump)米大統領の圧力やウクライナで続く戦争に対する27カ国の結束を強化するのに役立つだろう。
EU最大の経済規模と人口を誇るドイツとフランスは長い間EUを支えてきたが、ここ数カ月は両国の指導者が国内問題に振り回される中、その活力を失っていた。
トランプ氏とロシアのプーチン(Vladimir Putin)大統領はEUに圧力をかけ、EUは安全保障について再考を迫られている。
ドイツ議会下院(定数630)は6日、2回目の投票でキリスト教民主同盟(CDU)の党首であるメルツ氏を首相に選出した。
戦後ドイツの首相候補が1回目の投票で支持を得られなかったのは初めてであった。
ドイツの新首相は就任初日に西と東の隣国を訪問し、欧州の結束を強調する。フランス外務省は今週、メルツ氏の訪問に先立ち、「独仏のモーターを再点火させたい」と述べていた。