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▽フーシ派は前日、イスラエル・テルアビブに向けてミサイルを発射。ベングリオン国際空港近くに着弾し、少なくとも8人が負傷していた。
中東イエメン・ホデイダ、イスラエル軍の空爆(Getty Images)

イスラエル国防軍(IDF)は5日、イエメンの港湾都市ホデイダを空爆したと発表した。

IDFは声明で、ホデイダとその周辺にいるイラン武装組織フーシ派のテロリストを攻撃したと述べた。

フーシ派の報道官も空爆があったことを確認し、少なくとも21人が負傷したと明らかにした。

フーシ派は前日、イスラエル・テルアビブに向けてミサイルを発射。ベングリオン国際空港近くに着弾し、少なくとも8人が負傷していた。

ロイター通信は情報筋の話しとして、「フーシ派はイスラエルの空爆後、ホダイデの港とセメント工場を封鎖した」と伝えている。

被害の程度は不明。AP通信によると、港のコンテナ置き場で大きな爆発が10回以上確認されたという。

ロイターは5つのドック、倉庫、税関エリアの7割が被害を受けたと報じている。

それによると、空爆は2隻の貨物船が荷揚げしているときに始まったという。

ホダイデは同国に輸入される食料の8割を扱っている。

フーシ派メディアは港だけでなく、市近郊でも10回以上大きな爆発があったと伝えているが、被害の程度は不明だ。

ホデイダの東方にあるセメント工場も4回空爆を受けたと伝えられている。

フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区への攻撃を再開したことを受け、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開すると主張。トランプ(Donald Trump)米大統領はこれを受け、フーシ派に対する軍事作戦を開始した。

米中央軍(CENTCOM)は3月15日にフーシ派への攻撃を開始して以来、首都サヌアやホデイダなどを800回以上空爆。フーシ派はこれまでに300人近くが死亡したと報告している。

4月18日の空爆では少なくとも74人が死亡、171人が負傷したとされる。

フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を100回以上攻撃した。

この間、フーシ派は2隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも4人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。

ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は5日、イエメンへの空爆に言及し、「イスラエルを攻撃したテロリストは報いを受けることになる」と警告した。

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