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▽バノルテは先月末、バナメックスの買収を検討していると明らかにしていた。
メキシコの金融業者バノルテのロゴ(ロイター通信)

メキシコの金融グループ「バノルテ」が米金融大手シティグループ傘下のバナメックスの買収断念した。ラミレス(Marcos Ramirez)CEOが5日、明らかにした。

ラミレス氏は地元紙のインタビューで、「バナメックスの買収を検討していない」と述べた。

バノルテは先月末、バナメックスの買収を検討していると明らかにしていた。

バノルテは2022年にバナメックスの買収競争から撤退。シティは結局、パナメックスの買い手を見つけることができなかった。

シティはバナメックスをメキシコの鉱山開発最大手グルポ・メヒコに70億ドルで売却する寸前までいったが、メヒコとオブラドール(Andrés Manuel López Obrador)前大統領との間に緊張が走り、取引は決裂した。

ラミレス氏はインタビューの中で、「私の過去の発言が誤解を生んだと理解している」と語った。

またラミレス氏は「数年前、確かにバナメックスに興味を持っていたが、手を引いた。私は今後もバナメックスや他の企業の動きを注視していく」と述べた。

ラミレス氏は先月、アナリストたちに対し、「バナメックスの動きを注視しており、提案する用意がある」と述べていた。

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