▽現在、約1万1900人の兵士がメキシコ国境の監視任務に参加している。
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米軍が南部のメキシコ国境沿いに2つ目の軍事区域を設け、移民の取り締まりを強化している。現地メディアが2日に報じた。
それによると、2つ目の区域はテキサス州のメキシコ国境沿い。1つ目はニューメキシコ州にある。
トランプ(Donald Trump)大統領は不法移民とフェンタニルによる「脅威」を理由に、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく国家非常事態を宣言。メキシコ国境に軍を展開し、軍用機で不法移民を送還するなど、様々な移民対策を導入している。
トランプ政権は先月、ニューメキシコ州のメキシコ国境沿い、約440平方キロメートルの地域を「国防地域 」に指定した。
米軍は1日遅くの声明で、「テキサス州とニューメキシコ州の州境のメキシコ国境沿い、約63マイルのエリアを”テキサス国防地域”に指定した」と発表した。
税関・国境警備局(CBP)がこの地域を管理。軍は拘束した移民をCBPや警察などに引き渡している。
ニューメキシコ州検察によると、これまでに82人の移民が国防地域に立ち入ったとして逮捕・起訴されたという。
現在、約1万1900人の兵士がメキシコ国境の監視任務に参加している。
メキシコ国境で25年3月に検挙された移民の数は7500人を下回り、過去最低を更新した。過去4年間の月平均は約15万5000人である。