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▽集計の結果、ノボア大統領の得票率は55.63%、ゴンザレス氏は44.37%、100万票以上の差がついた。
南米エクアドル、大統領選挙に立候補したゴンザレス氏(Getty Images)

南米エクアドルの野党が4月13日に行われた大統領選決選投票の結果に異議を唱えた。地元メディアが27日に報じた。

それによると、選挙管理委員会に異議を申し立てたのは左派のゴンザレス(Luisa Gonzalez)氏が所属する市民革命運動党。26日深夜に動画を公開し、選管に書簡を提出したと明らかにした。

選管は24日、ゴンザレス氏による再集計要求を拒否。ゴンザレス氏はこの2日前に、「何千もの不正投票が確認された」として、再集計を要求していた。

市民革命運動党は声明で、「多数の不正を詳細に記した新たな報告書を選管に提出した」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。

集計の結果、ノボア(Daniel Noboa)大統領の得票率は55.63%、ゴンザレス氏は44.37%、100万票以上の差がついた。

両候補はそれぞれ4万5000人以上の監視員を全国の投票所に配置していた。

選管の発表により、ノボア氏の再選が確実となった。なお、ゴンザレス氏は裁判で結果を争うことができる。

米国、米州機構、EU、その他中南米諸国、そして多くの野党議員がノボア氏に祝意を表し、海外の選挙オブザーバーも不正は確認されなかったと報告している。

ノボア氏は23年の大統領選でゴンザレス氏との一騎打ちを制し、初当選を果たした。この選挙は弾劾訴追に直面した当時のラソ(Guillermo Lasso)大統領が前倒しで実施を決めたため、ノボア氏の任期は1年5カ月となった。

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