▽ウガンダ政府は男性看護師が亡くなった後、1月30日に流行を宣言した。
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ウガンダ政府は26日、エボラ出血熱の新規感染者が1カ月以上確認されていないことを受け、流行の終息を宣言した。
エボラウイルスはリスクグループ4に該当するウイルスのひとつ、治療開始が遅れると致死率は90%に達する。感染者の血液、臓器、体液に直接触れることで感染する。
ウガンダ政府は男性看護師が亡くなった後、1月30日に流行を宣言した。
保健省は26日の声明で、「最後の患者が退院してから42日間、新たな感染者は報告されておらず、流行の終息を宣言する」と述べた。
保健省が最後に感染者数を報告した3月上旬。この時点で少なくとも14人の感染が確認され、2人が死亡したと発表していた。
ウガンダでエボラウイルスが確認されたのは2000年に初めて患者を報告して以来9回目。今回もスーダン株が流行した。
前回ウガンダで流行したウイルスもスーダン株で、1976年にザイール(現コンゴ民主共和国)で初めて確認された株とは異なる。
スーダン株の感染力はザイール株に比べると弱く、死亡率も低いとされる。
今回の流行で亡くなった人は2人。1人目の犠牲者である男性はカンパラで診察を受け、その後、東部ムバレに移動。症状が回復しなかったため、カンパラの国立病院に入院したものの、1月29日に亡くなった。
2人目の犠牲者は4歳児であった。